旅、最後の夜①
親と別れて、シルと手を繋ぎ、コンビニ寄る
シルは当然の様に甘いジュースを持って来る。
「シル、1本は水にするといいよ、ジュースは喉が渇くから、」
そう言うと、1本は、水に変えた。
確かにこの少女は、見た目よりもずっと幼い
この旅でそれを感じた、、、
歳月という概念では、遥かに長く生きているが肉体?と精神が成長していない、、、なんなら、人族と同じ歳とされる15歳よりも幼い様にも思える、、、そう考えると、今までの全ての行動が納得出来た。
それゆえになのか、義兄妹とはいえ、男女が床を共にすることの、リスクを考えないのは、、、それとも、俺に絶対的な信頼を寄せてくれてるのか、、、
部屋に着き、しばし雑談な後、
「じゃ〜風呂行くか!シルは先入る?」
シルはしばし考えて、、、
「うん、先に入るね!、のぞいちゃダメだよ」
と、冗談言う、、、。
(この状況でしねーよ!)
俺は、浴槽にお湯を張る。
「ユニットバスじゃないのはありがたいな!」
そう言って部屋に戻ると、シルがバスタオル一枚になっていた、、、うげ、、、
「こら!シル、、、服は脱衣所で脱げって、、、」
そう言うと、
「へへへ!にーさんのエッチ〜、、、」
と、無邪気な少女は、俺の前でぐるりと回り、そのまま、脱衣所に入って行った、、、
(あっぶね!マジ、あっぶね!、、、やっぱりシルさん凄いものお持ちの様で、、、って考えるなぁ〜考えるなぁ〜俺!オトンと、約束したんだぞ〜)
平常を保つ為に、オトンが言っていた。
異世界とこっちの世界の1年周期が同じ事を考える事に、、、
この地球は、太陽の周りを1年かけて回る、公転を繰り返す。それを観測する事で、太陽暦が生まれる。
ならば、異世界も同じ様な星の配列?、、、ありえない、、、仮にそうだとして、何故オトンはこっちと向こう行き来出来る。
この宇宙ので、光の速さで移動しても、
生命生存可能系外惑星でも、11光年
地球に似た惑星、、、しかも星の配列が同じ、、、やはりそんなところを行き来出来る、はずがない、、、となれば、、、そんな事を考えていたら、、、シルがお風呂から上がっており、俺の顔をのぞいていた、、、
「あ、、、シル、、、ごめんいたのか、、、」
「どうしたの?、にーさん、、、?
あっ、、、お風呂覗こうか考えてたんでしょ、、、エッチ〜、、、」
シルは笑いながら言ってくる、、、
(この娘は〜人の気も知らんで〜)
シルは、冷蔵庫から水を取り出して飲む、、、
金髪のロングを耳にかけ、少しあごをあげることにより、水がのどを流れていくのが見える、、、なんとも色っぽい、、、エロスというより、一つの美的芸術とも思えて来る、、、
ヤバヤバ、そんなことより風呂だ〜!俺は再び逃げる様に風呂に向かった。