今夜の宿は、、、
「さて、宴も終わったから宿に戻りますか、」
オトンがまた、まともなことを言っている、
「にーさん、ホテルの近くのコンビニ寄って
飲み物買って行こう、ホテル自販機良くなかった、、、」
シルがそう言うと、
「シルちゃんの、今日のホテルは、お母さん達とだよ」
またまた、まともなことを言うオトン
「えっ、!なんで?」
と、全く理解していないシル
「本当に昨日はごめんね!ソヨヒトと一緒のベットになってしまって、でも、今日は一人のベットで寝れるよ」
そうオトンが言うと、
「いいいっ、、今日もにーさんと寝る、、、」
と、ちょっと不機嫌なシル
「昨日のは、お義父さんの手違いだから、流石に二人を一つのベットで、寝てもらうのは、、、」
オトンもシルの説得にだいぶ困っている様子
「私は気にしてない、、、」
こんなに否定的なシルは初めて見た、、、
今、俺が変なことを言うと余計面倒になると思った矢先に、
「にーさんもそう思うでしょ?」
ほら、、、きた、、、振られたよ、、、そりゃ〜こんなに兄として、慕われるの嬉しいけど、、、さて、、、なんて言おう、、、。
「父さん、やっぱりダメかなぁ?、、
、当然、父さんの言ってるの意味はわかってるよ、でも、こんなにシルに慕われてるのに、俺はむげには出来ない、、、しっかりと分別はつける、、、ダメかなぁ?」
そう言うと、シルは笑顔で俺を見る、、、
「いいんじゃない?ね、ローネ、」
と、オカンが言うと、
「そうですね、ノリヒトさん私からもお願いします」
と、ローネさん
オトンはしばし考えて、
「わかったよシルちゃん!ソヨヒトの事よろしくね!」
と、シルの頭を撫でる。
シルは嬉しそうに
「うん!ありがとうお義父さん!」
と、喜んでいた。
そしてオトンは、
「兄としてしっかり義妹とのこと守るんだぞ」
と、俺の胸を、拳で押す。
「ありがとう!父さん!!」