お誕生日会②
本日、第一章を書き終えました。
誤字、脱字の多い拙い作品ではありますが、
よろしければ最後までお付き合いください。
尚、本編は残り11話程度となります。
異世界転生希望者A
さすがオトン!和風大好きオトンだけあって、選んだお店は、豪華料亭だった。
オトンは上座に座り、右にオカン、左にローネさんをはべらせて、
「くるしゅうない、くるしゅうない」
と、喜んでる、、、お前どこの悪代官だ
、そして俺のことを、、、
「越後屋よ、今宵はなんじゃ〜?」
と、俺に言って来る、お前がなんだよ(怒)
そんな茶番劇に一通り付き合った後、
あらかじめオトンが注文していた料理が出る。
先付け、前菜、お椀、お造り、焼き物、煮物
食事、甘味、と色々名前が書いてある。
ちなみに、オトンはそれを見て、
「ねぇ〜ローネさんこの、春風と季節の8寸盛り合わせ柚子こしょうを添えて、
って、、、魔法の詠唱?」
って真顔で聞いていた、、、、
まぁ〜わかりやすく、シル風に言えば
野菜嫌い、いくら美味しい、お肉美味しい、カニ美味しい、お刺身まあまあ、ホタテ美味しい、甘味最高!だそうです。
最後に、サプライズでオカンが用意してくれたケーキが出てきた。
みんなからあらためて、お祝いの言葉を貰いケーキを切り分ける。
「わあ〜すごい、にーさん見て見て大きなケーキだ!」
と、一番喜んでいたのは、シルだった、、
「そういえばシルの誕生日はいつ?」
と、シルに尋ねると、
「無いよ〜」
っとあっけらかんとしていた、、、
その辺を詳しくオトンに聞くと、
「エルフ長寿だからその辺の概念が薄いとのこと、、、だから1年単位でお祝いをすることは、人族で言うと月単位でのお祝いみたいになってしまうそうだ???」
それを聞いて考えた、、、あれ?
なんかおかし、、、だから?、、、
「シルって今何歳?」
「、、、多分159歳?」
「、、、、えっ、、、?」
「あらソヨヒト、シルちゃんを年齢知らなかったの?」
と、オカン
「なんだソヨヒト遅れ〜てる〜!」
と、オトン
その後、オトンが詳しく話してくれた。
「、、、なるほど、、、でも俺、本当に
俺が兄貴でいいの?」
「なに言ってるの、それを言ったらおとーさんもおかーさんもおんなじよ!」
と、オカン
なるほど、
「まだ調査中だから、なんとも言えないけど、一つの仮説として、人族の時間軸と、照らし合わせると、エルフに不都合が生じる、だから、エルフは途中から、独自の時間軸で生きる様になったんだと思う、その例として、生まれて10年間は、人族と同じ歩みをする、、、本当不思議だよね」
っと、びっくりするぐらい、まともなオトン
そんな真面目な話には、全く聞く耳を持たない、独自の時間で生きる、シルとローネさん、、、
(大きなお耳、お持ちなのに、、、)
分け与えられたケーキは、ご堪能済みでした。