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海沿いのレーベン  作者: アレン
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第1話

??『ほら起きてー!朝だよー!ご飯冷めちゃうよー!』



一人の青年が各部屋の扉を叩き大声で朝を知らせながら歩いていく



その青年の名はリーフ、銀髪の肩より下くらいある髪をハーフアップにしている




リーフ『もー、早くしないとフレンチトースト冷めちゃうよ…!皆疲れてるのは知ってるけどさー』



ここは魔法が存在する世界、人間界とはまた別の世界


人間達から言えばよく「魔法界」等と聞くからそういう場所なのである


リーフ達がいる場所はシェレファンと呼ばれる大きな島国だ、このシェレファンにはランリアという要は魔法が使える種族が存在している、人間界とはまた別な存在なので人間は存在しないし見たこともないのだ



だがこちらからすれば「異世界」に分類される人間界には人間が沢山いるのは知っている、むしろ行く方法だってこちら側は知っているのだ



因みにだが行くこと自体は禁止はされていない


もちろん騒ぎを起こすな魔法は使うな等は言われているがそれは基本中の基本である


行くか行かないかは本人次第という事だ、因みに行く方法としては島の離島にある大きな扉がある、そこに成人したら国から支給される鍵がありそれを鍵穴に入れれば人間界へと行ける、頭の中で行きたい場所をイメージしながら鍵を回すのがコツだ



そして帰る時は出てきた場所と同じ所に行けば鍵と扉が反応しあいまた扉が現れるのでまた鍵を開けて入り、最後閉めれば終わりだ、もちろん人間界では扉は人間には見えない


鍵を閉め忘れれば何があるか分からない為閉め忘れた者にはもちろん罰が下り鍵も没収される、人間界で魔法を使うのも禁止だ、厳密に言えば人間に「自分達が人間ではない」とバレた時の場合だが


もちろん魔法で人間界で迷惑をかけるような真似をした場合も罰が下る、度合いによっては厳重注意等で終わる場合もあるが犯罪に繋がるような事になれば鍵はもちろんのこと没収される



まぁ、人様に迷惑をかけるような真似をするなと言う当たり前の事を言われているだけだ




ノーシェ『ふあぁ……おはようリーフ…ごめんね……まだちょっと、眠くて……』



あくびをし少しハネている寝癖を付けながら最初に起きてきたのはノーシェ、まだ眠いのか目がまだ完全に覚めてはいないが「顔を洗ってくるよ…」と手癖でとりあえず髪を整えながら洗面所の方へと向かって行く



深梅『はーい!おっはよーリーフ!!』



外から元気な声が聞こえると思い窓の外を見ればホウキで宙をふわふわと浮きながら手を振っているのは深梅(シェンメイ)



リーフ『おはよう深梅、お散歩に行ってたの?』



にこにことしながらリーフは廊下の窓を開け外にいる深梅に声をかける



深梅『うん、今日は〜…えーと、あ、綺麗な貝殻見つけたんだよ〜!』



ほらっ、と見せてくる深梅の手のひらには綺麗な薄ピンク色の貝殻がある



リーフ『わ〜、綺麗だね』


深梅『せっかくだからマーレに飾れないかなーって思って』


リーフ『あはは、確かにそれは良い案だね』


深梅『でしょでしょ〜!』



あははっと元気よく笑い深梅は「そろそろ家の中入るねー!」と玄関の方へと飛んで行った



今先程リーフと話していた深梅はメンバー内でも元気が良く、だいたいほぼ毎日浜辺への散歩に行く



いつものメンバーとは、まず先程言っていたマーレとは、リーフ達が経営するカフェの事だ



そしてそのカフェを経営している従業員メンバーがいつものメンバーという事になり、リーフ、深梅、ヴィリオ、ノーシェ、ユリア、イリス、シャノン、セザールの8人となっている



この8人は先程の会話から分かるように、同じ場所で生活している



マーレから離れた場所に大きな屋敷があり、そこに8人は共に住んでいる


もちろんいくつかルール等があったりもする、食事当番だったり等の生活面でのルールだ、ちょっとした余談だが靴はもちろんのこと玄関で脱ぐことにはなっている、が、だいたい皆中で靴は履いている、外用と中用となっているので履こうがそうでなかろうがどちらでも良いが履きたいものは玄関で履き替えろという事だ



因みにだが今日の食事当番はリーフとユリアとなっている、朝食の内容はフレンチトーストと牛乳、店で「食べられるが汚れ等で客には出せない」となったフルーツがあるのでそれもある




リーフ『まぁ皆時間には来るだろうし、俺も遅れないようにダイニングルームの方行こっと』



既に食事は並べなれている、呼びに行った本人である自分が遅れではならないと思い少し駆け足でリーフは来た道を戻って行った

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