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後書き

 この度は、拙著をご覧いただき誠にありがとうございます。


 私は小説や漫画の後書きが好きで大体読みます。作者がその作品を作るに至った背景や制作現場などでの裏話を知ることでより作品に愛着が持てると考えているからです。

 という訳で、蛇足になるのでは?と恐れながらこの後書きを書かせていただいております。


 まず最初に、この物語はフィクションです。


 しかし、私の友人とその家族・親戚のことを思いながら書いた物語です。

 私が実家にも学校にも居場所がなかった時、暖かく迎えてくれたのが友人やおばぁ、おじさん、おばさん、お兄さん、お姉さん、従妹に姪っ子、甥っ子だったりしました。

 度々親戚が集まっては酒宴をひらき、酔っ払ったおじさんたちが賑やかに奏でる三線の音。それらがとても心地良かったと今でも覚えています。


 今日は6月23日。沖縄戦終結から75年が経ちました。


 沖縄というところは1400年代初頭から琉球王国として栄え、1600年代初頭から薩摩藩の附庸国という形で間接支配を受けます。

 その後、明治政府によって琉球藩となり、最終的に廃藩置県によって1879年遂に琉球王朝は名実ともに滅びました。

 沖縄は完全に日本の一部になり、人々もまた日本人となりましたが、アイヌ民族や併合された国々の人々と同様に本土の日本人からは差別的に扱われることもあったそうです。


 1879年に沖縄県となってから66年後の1945年に沖縄戦が起こり、1945年から1972年5月15日の本土復帰まで27年間アメリカ軍によって統治されました。本土復帰を果たして今年で48年です。

 そう考えると沖縄県民が真に日本国民と言えるのはまだ114年なのかも知れません。


 沖縄は本土とは異なった文化・歴史を有し、また現在抱えている問題も本土とは異なっている点も多々あるのではないかと思います。

 未だに見つかる不発弾に関しても本土は主に空襲時の焼夷弾であるのに対し、沖縄で発見される不発弾の多くは艦砲射撃時のものだとも聞いたことがあります。


 沖縄戦終結の日に、戦没者の心に寄り添うとともに、沖縄の過去と未来、そして平和について改めて考える、そんな機会にしたいと考えています。


 2020年6月23日

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