イチバンジャナイボシ
二人きりじゃない夜
寂しくはないけれど
咳が少し、ひどく大きく
耳鳴りのように
今宵の月のように
誰かの闇を照らしたいよ…
僕が本当に見たかったのは
一番じゃない星で
僕が本当に愛したかったのは
誰にも愛されない僕かもしれない
もし、違うとしたら
僕が本当に愛したかったのは
誰にも愛されたがらない君だけ…
何千何万回でも
「光りたい」と命かけて
誰かの病みと夜を過ごしたいよ…
僕が本当に見たかったのは
もう輝けない星で
僕が本当に愛したかったのは
あぁ
僕が本当に書きたかったのは
誰のことも、自分さえも愛せない
一番星かもしれない
あぁ
僕が本当に抱きしめたいのは
どうすることも出来ない君なんだ