第三話 謎の男と魔力検査 上
しばらく修学旅行の準備などで更新にばらつきが出ますがよろしくお願いします
「悪い!俺達は道に迷ってここに入ってしまっただけなんだ!」
こんなウソでも信じてくれるだろうか・・・・
「そうだったのか!?でも村長のところまでは来てもらうぞ!」
そう言われたとたん俺の体は突然動かなくなってしまった。
隣に渚も倒れていた。
「村長に怪しいものか調べてもらう。怪しいものでなかったら開放してやろう。」
そして、俺はまた意識を失ってしまった・・・
「おい!起きろ!ついたぞ」
「「ん・・・」」
俺と渚はさっきの男の声で目を覚ました。
たしか村長のところに連れて行くって言われて・・・
「村長はどこにいますか?」
周りにはテレビやパソコンなど今までの生活で使っていたものはなにも見当たらなかった。
「村長はわしじゃがの」
声の聞こえる方に顔を向けると70歳後半くらいの老人が立っていた。
「まぁおぬしに悪い気は見あたらなんだ。ただのぉ、まだ身体にスキルを埋めこんでないところをみるとこの世界の者ではないのぉ」
そんなことまでばれちまうのか!?
「私達はこの世界に迷い込んでしまったんです。」
渚が下を向いて話し出した。
そしてここにきてしまった経緯を説明した。
「そうじゃったか、ん?たしか数十年前にもそんなことがあったと書物に書き記されていたような・・・すまぬがわしは書物を探してこようかの」
そういうと村長は部屋から出て行った。
「村長の話だと怪しいやつじゃないようだな。俺の名前はジールだ。よろしくな」
「俺の名前は壱人だ。よろしくな」
「私の名前は渚だよ!よろしくね♪」
これから俺と渚はどうなっちまうんだろう。