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この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。  作者: 天音 神珀
episode.1    この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。
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98.chapter ◆

「何でこんな場所でああいうこと言うかな……」


 女子トイレ前で、不覚にも目尻に浮かんでいた涙を拭う。


 世界が壊れてもいいなんて、……だからこそ私は思えないのに。


 私だって、殺されるのは嫌だし、攻略したくなんてない。世界中の人間を守りたいなんて聖女様じゃないから思えない。


 でも、私には玲や刻や、侑香やクリスや。そんな優しい大切な人たちがいる。だから役割を捨てられないのだ。


 私は優しい人間じゃない。もし彼らがいなければ……とっくに役割など捨てていたと思う。


「……はぁ……戻ろう」


 ごしごしと目元を拭って何度か瞬きをする。多分これなら泣いてたとはばれないだろう。


 そう思って寄りかかっていた壁から身を離した時。


「ちょっと、いくらなんでも調子に乗りすぎじゃないの?」


 そんな言葉と複数の足音と共に。



 気がつけば数人の少女たちが、私の前に立ちはだかっていた。

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