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この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。  作者: 天音 神珀
episode.1    この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。
95/167

94.chapter

「これ似合うんじゃない?」

「ああ、大変お似合いになるでしょう。お嬢様、こちらへ」


 刻は玲の持ってきた服――桜色のワンピースで、シフォン袖が可愛い服だ――を受け取り、私を鏡の前へと手招きした。言われるまま歩み寄れば、「失礼します」と背後から玲が私の前にワンピースを当てる。


「お、可愛いんじゃない?」

「そうですね。大変お可愛らしいかと」

「そう?」


 イマイチ似合っているかどうかよくわからないが、彼らがそう言うのなら似合っているのかもしれない。ちら、と値札を見てみるとそこまで高値でもない。これならさして負担にもならないだろう。


「じゃあこれで」

「後は下だな」

「…………へっ?」


 え、まさか一着だけじゃないの?


「どういうのが似合うだろ?」

「そうですね……デニムパンツなどはいかがでしょう? 七分丈くらいなら春らしいかもしれません」


 本人をおいて、話は軽快に進んで行く。

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