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この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。  作者: 天音 神珀
episode.1    この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。
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8.chapter

(ほんと、何で君はそんなにバカなの? あの場面で自分のことを幽霊だとか言う? 普通)

「すみません……」


 今日は彼に怒られてばかりだ。

 謝ったのは何度目だろう。


 これから、どうしようか。


 当然、保健室に行く気はない。こうなったらクラスに戻って堂々と寝ていようか?


 でも、このまま戻ると、まるで彼らの好意を跳ね除けてしまったような感じになるかも……?


(いらないことごにょごにょ考えてないで戻ったら?)


 心を読まれた。


 ちなみに――彼の存在は私もちゃんと把握し切れているものではない。そして、クラスメイトたちも知らないし、今まで体験してきたルートのどこでも、彼はちゃんと登場していない。


 ――隠しキャラなのだろうか?


(全然隠しキャラとかじゃないけど。ふざけた妄想やめてくれる? 想像でも虫唾(むしず)が走る)


 そんなにですか!?


 私何かしたっけー……?


 真剣に悩んでいると、トン、と肩に手を置かれた。


「……へ?」

「保健室にでも行くのか? だがしかし断る!! ふははははは!!」


 ……!?



 振り返って私は唖然とした。

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