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この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。  作者: 天音 神珀
episode.1    この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。
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61.chapter ◆

「……それでも」


 私は保健師の無機質な瞳を見つめた。


「ううん、それならば、尚更。抗わなくちゃ」

「あら、がう?」


 私は頷いた。


 抗う。言葉がどれほど単純でも、それはおよそ容易(たやす)く出来ることではない。知っている。私は身を(もっ)てそれを知っている。


 この世界が、壊れるかもしれない。少年から聞いたことだ。バグが起き続ければこの世界は破綻(はたん)し、壊れる。


 でもそれでも願わくは、と。


 そう思う心が消えないのを、プレイヤーは愚かなことだと嘲笑うのだろうか。


「私は、先生の事情を知りません。だから偉そうにどうこう言うつもりはないです。でも、諦めるのは、つまらなくないですか」

「つまら、ない……?」


 保健師は首を傾げる。どうしてこの人はこんなにもリアクションが乏しいんだ。おかげで反応に困る。


「とにかく、そういうことです」


 すみません私でも何がそういうことなのかわかってないです。言いたいこと言い尽くしたのでここで終わらせてください。


 すると保健師はおもむろに私の頬を両手で包んできた。え、なんですか?


「名前、おしえて?」

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