表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。  作者: 天音 神珀
episode.1    この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。
54/167

53.chapter

 まぁ、最初の内は良かったんですが。


 少年はびっくりするほど無知で、色々教えて、感謝されたりとか。結構可愛かったんだけど。


 なぜか生意気に育って、今に至る、と。


 私何か育て方間違えたのかなー。


「母親ぶらないでよ気色悪い」

「暴言はいけませんよー」


 もうね、結構心に刺さる言葉とか言ってくるし、お姉さん悲しいです。


「キモ」

「冗談ですよー」


 半分本気ですけどね。


 さてと。私がここにいるということは、私はどうやら寝たらしい。


「明日で紹介イベントは終わりだよね」

「そうです。もうバグはほんと勘弁して欲しい」

「………誰のせいだと思ってるの?」


 じろり、と睨まれる。はい、空が青いのも郵便ポストが赤いのもバグが続いてるのも全て私のせいでございます。


 でもやっぱり原因に心当たりとか全然ないんですよね。うん。ほんとない。


「あ、私の性格とか。全然ヒロインらしくないもの」

「半分正解」

「…………」


 地味に傷つきますよそれは。私全否定じゃないですか。


「とりあえずそれはもういいよ。とにかく君は明日のイベントでヘマやらかさないように練習しといたら」


 それはいい案ですね。よしそうしよう。


 そうして私は真っ白な夢の世界でイベントのための練習をし始めたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ