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この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。  作者: 天音 神珀
episode.1    この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。
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46.chapter

 侑香は部屋にいなかった。トイレにでも行っているのだろうか。


 あのー。


(なに?)


 少年に声を掛けると、少年は不機嫌そうな顔でいかにも嫌そうにこちらを見てきた。うん、そんなあからさまな顔をされずともいいかと思いますよ少年。


 それは置いておくとして、何かここ最近バグが続いてますよね。


(…………。前回もその前もバグがあったね)


 その前もあった気がします。


(………)


 ? 何か考えていらっしゃる。思い当たる節でもあるのだろうか。


(バグが続いてることに、勿論原因はある)


 え。知ってるんですか?


(知ってる。でもそれは君が気づかなきゃいけないことだから、僕からは言えない)


 ………? 私が気づかなきゃいけないこと? 私がやっぱり何かしたんですか?


(何かしたかと言われると難しい。した、ともしてない、とも言える。でも今明確なのは君はバグを肯定(こうてい)してしまっている)


 …………肯、定?


 私が訊ねるように見上げても、少年がそれに答えることはなかった。

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