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この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。  作者: 天音 神珀
episode.1    この乙女ゲームは死亡フラグが多過ぎます。
43/167

42.chapter ◆

「それにしても、何で泉が残ってるんだ? 今日は先生の会議で委員以外、寮に帰ってるはずだけど」


 ああ、会議なんですね。知りませんでした。


 何でって、勿論あなたと唯蝶の紹介イベントのためです。


 とは言えないので、


「忘れ物しちゃって」


 曖昧(あいまい)に笑ってみせる。

 すると彼は納得してくれたようで、なるほど、と頷いた。


 俺に言ってくれれば届けてやったのに、と悠珈は言い、わしゃわしゃと私の頭を撫でる。


「教室、そこか? 泉さえ良かったら寮まで送るよ」


 女子寮と男子寮は少し離れた場所にある。立地の関係や、男女間でトラブルがないようにという理由でそうなったらしいが、実際はイベントの時に都合がいいからだと思われる。


「そんな、悪いよ。気にしないで?」

「いや、学園内とはいえこんな人気(ひとけ)のない場所を一人で帰らせるわけにいかないだろ」


 な? と笑う悠珈の優しさが胸に染みる。教科書を取りつつ、思わず彼が攻略対象であることを忘れそうになる私だった。

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