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27.chapter
5時間目。教科は保健。
何度も聞いた授業……だけど、実は質が上がってるのが面白い。
こうループしてるとさ、先生たちも工夫されるんです。どうやったら生徒たちがわかるかなーって。まぁ残念ながら意味なさそうですけどねー。
まぁそれはさておき。
「……クリス、さすがにそれは無理があるよ」
「しっ、今いいところですの」
いいところも何も、今は授業中ですよ……
クリスが何をやっているか予測ついた人はいるんでしょうかね、果たして。
彼女、教科書にマンガを挟んで読んでるんですよ。しかもまぁ、例によって例のごとく。
百合マンガを。
(変な趣味)
否定はしないけど言わないであげましょうね。
さて、ノートとらなきゃ。
ノート……ん?
白い何かがカサカサっと、目の前に飛んできたのを見て私は瞬きを繰り返した。
恐らく手紙だ。そして飛んできた方向には――
侑香がいる。彼女が飛ばしてきたのだろう。斜め前の席からだから間違いない。
開いてみると、可愛い丸文字が現れた。




