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20.chapter ◆
「えっ……お兄さん? なんです、か……?」
私がさも驚いたように言うと、涼雅は頷いた。
「でも……そんな話、母からは聞いたことがありませんし……」
前世で何度も聞いたけどね。
「あぁ、そうだろうな。実際もう離婚してるし。だから、血の繋がりはあっても家族とは言えないかもしれない」
うんプログラムどおりだね。
さっきのは何だったんだろう、ほんとに。
気のせいってことでいいのかな?
(僕は全然そう思えないけど)
ですよねー。
って。
「いたんですか!!」
「え?」
しまった。声に出しちゃった!!
私が驚いたのは少年がいたことに対してだけどそれ言えないしね! この子私以外の人に見えないし!!
この驚き方はおかしいよね!? 間が空きすぎたよね!? 違和感バリバリだよね⁉ 言い訳のしようがないよね!!
(ちょっと……)
うわぁああああああああごめんなさいわざとじゃないんですよ別にでもどちらかっていうとあなたのせいじゃないかなって思わなくもないかななんてあぁ思ってないですよだから睨まないで下さいペロペロキャンディが可愛いです!!
「あの……?」
あぁああああああああああああああ予定外の涼雅のセリフが出てきたぁああああああああああああ!!
え、どうしようこれはピンチ!
助けてください、誰か!!




