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13.chapter
「えー、侑香さん、冗談は良くないと思うんですが」
「そんなつまんない冗談言って何になるの」
おっしゃる通りでございます。
デモネ、人ニハネ、信ジタクナイ時モ、アルノヨ?
「行けば良かったぁあああああああああああ!!」
私がそう言うと、ふわりと少年が現れた。
(おつ)
おつ、じゃないですよぉおおお!!
(今からでも行けば)
もうそんな気になれないです!!
あの時確認しとけば良かった!!
ちゃんと聞いとけば良かった!!
(もうどうにもならないじゃない、過ぎたことをいちいちうるさいなぁ。あぁそうだ。君、僕に借りができたんだからね。せいぜいプログラム通りに動いてよ、いいね?)
は……借り? って一体何の。
私が問う間もなく、少年はペロペロキャンディを舐めながら消えていった。




