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【第2編・第5章 :スクリプト】

遅れてごめんなさい!!



暗闇の中の闇。


気がつくと、僕は突然、真っ白な光に包まれた場所にいた。


何人かが話している声が聞こえたが、その顔は眩しい光に隠されて見えなかった。


彼らの発した言葉のいくつかが、ぼんやりと耳に入ってくる。


「だめよ!」

それが、最初に聞こえた言葉だった。女の人の声。


叫んでいるのに、その声はどこか優しかった。


でも、この場所からじゃ彼女の顔は見えない。この光があまりにもまぶしくて、前を見ることすらできなかった。


この光は僕とはまるで正反対で、どこか温かみを感じるはずなのに、僕の視界を邪魔してくる。


まるで巨大な壁のように、僕を閉じ込めている...その沈黙の中に、まだ微かに彼らの声が響いていた。


(これは夢なのか?)

そう思った。その考えには、きっと一理ある。


「だめ、ゴウ!そんな訓練をさせたら、彼は重すぎる荷を背負うことになる!」


彼らの会話は続いていく。...僕はその意味と方向性を理解して、ただ黙っていた。


「違う、ハナ!これは彼自身、そして私たち家族のためでもある!運命が僕らをここへ導いたんだ、それを受け入れるしかない!」


僕はその場に崩れ落ちた。このまぶしすぎる光の中で、もはや何も感じることができず、うつむいて地面を見つめた。


その足元の感覚すらも失われ、まるで感情さえも少しずつ消えていくようだった。眠っていた感情を、なんとか呼び起こそうとしていた。


この会話が、心、感情、そして温もりさえも奪っていく――そんな気がした。


諦めたような顔で、僕は彼らを止めようとした。


「や、やめてくれ!」

なぜか声が届かない。その声は、何もない空間に響くだけだった。


なぜ?なぜ?

どうして、またこの夢を見なくてはいけないんだ!


一生、思い出したくもない記憶なのに――


どうか...全部終わってくれ……お願いだ――


――――――――――――――――――――――――


「コンコン」

部屋に響くノックの音。


――――――――――――――――――――――――


「ゼイ!起きろよ、コラ!」


ドアの向こうから、女の子の声が聞こえた。


その声に反応して、僕はゆっくりと目を開けた。見慣れた天井が目に入ってくる。


完全に目を開けて、やっと、あの悪夢のような眠りから目覚めた。


外から聞こえるノックの音に、慌てて起き上がった。


「うわぁっ!!」


誰が僕を呼んでるんだ?

ってか、まだ朝じゃ――あ。


時計を見ると、すでに夕方になっていた。


――もう夕方か。


ふわふわの羽毛に包まれたようなベッドから飛び起き、玄関へと急いだ。


玄関に着いて、ゆっくりとドアを開ける。


ドアの隙間から見えたのは、見慣れた顔だった。何度もノックをしていたその人物は――


「えっ!?ダイナ?」


彼女だけじゃない。そこにはクロエ、そして……サイアもいた。


「よぉ、寝坊助。魂はもう戻ってきたのか~?」


クロエが挑発的な口調と鋭い目つきで僕に言った。


「え、あ~ごめんごめん、さっきまで寝てたんだ。」


でも、どうしてこの三人が僕の家に?


クロエ、ダイナ、そして……サイア。


サイア――昨日見たあの出来事を思い出す。僕は彼女にどう接すればいいんだ?


サイア……ただ普通に接すればいいのか? だって、彼女は僕のことなんて見てなかったよな?


うん、間違いない。絶対に、1000%見てなかったはず!


それに、僕はそろそろ――


「いったっ!」


いきなりダイナが、何の前触れもなく僕の背中を蹴った。むすっとした表情で、少しイラついた口調で言った。


「早く中に入れてよ!いつまでぼーっとしてるの!」


いたいってば! ……まあ、僕が悪いか。背中を押さえながら、急いで彼女たちを家に招いた。


「ど、どうぞ、入って。」


「そうこなくちゃ~!」


...


家に入った三人を、僕はリビングに案内した。


みんなが座ると、少し僕に話しかけてきた。


「ねえ、ゼイ、私たち君の部屋で話さない?」と、ダイナが言った。


「なんで?」


「え、いや……ご両親に悪い気がしてさ、ここにいるの。」


首をかしげながら、僕は言った。


「え?大丈夫だよ、僕一人暮らしだから。」


「えぇっ!?本当に!?ゼイが一人暮らし!?」

みんなが一斉に叫んだ。


――待てコラ! 俺を何だと思ってるんだよ!


無表情で僕は返した。


「おい……バカにしてるのか?」


彼女たちは一瞬黙って、口を押さえながら、そっと首を横に振った。


「……」


「……」


僕は席から立ち上がって、無感情な声で言った。


「……で、君たちは僕のこと、何だと思ってるわけ。」


「犬。」(ディイナ)

「猫。」(サイア)

「猿。」(クロエ)

「おぉ〜、なるほど、犬か〜……って、待てよ!なんで全員動物なんだよ!!?」


……


彼女たちのバカなやり取りを見た後、俺はもう自分の部屋に連れて行くことにした。


そう。


今、彼女たちは俺の部屋にいる……男の部屋、広さはたしか4×8メートルくらいで、服とか男っぽい家具がいくつか置いてある。


今、三人の女の子が俺の部屋にいる。これは……もしかして!?これはまさか!!


――ついに俺の人生が変わる時が来たのか?アニメでよくあるハーレム展開ってやつか!?――


「あるわけないでしょ、バカ。」(ディイナ)


「黙れ、これは俺の夢だ。」


目を輝かせながらクロエが言う。

「ゼイの部屋のくせに、意外とキレイなんだね!」


「だろ!俺の部屋だって――って、ちょっと待て。今なんて言った?」


彼女はアホみたいに口笛を吹きながら答えた。

「ううん、なんでもないよ〜」


__________________


数分後。


「んん〜〜!!んん〜〜!!」


ようやく、彼女たちが俺の家に来た理由を話し始めた。


新しいインテリア(?)として、床に縛られているクロエと共に!


「つまり、お前らがここに来た理由は、劇の脚本のためってことか?」


俺は椅子に座りながらそう言った。


ベッドに座っているディイナとサイア、そのうちディイナが薄く笑って言った。


「そう、脚本の進捗を確認したくて来たの。」


「なるほどね……ちょっと待ってろ、持ってくる。」


俺はめんどくさそうに椅子から立ち上がって、机の上にある紙の方へと歩いた。


その紙を手に取り、だるそうに言った。


「実は、もう脚本は完成してる。」


「ほんとに?」(ディイナ)


「ああ。」


俺は元の席に戻って、A4の紙に書いた脚本を渡した。


サイアとディイナにその紙を渡し、真面目な子みたいにきちんと座る。


「へぇ〜これが脚本なんだ。」(サイア)


「まあ、みんなの期待に沿えたらいいけどな。」(俺)


「ちょっと見せて〜!」(ディイナ)


俺は少し離れたところから眺めるだけ……まあ、実際には1メートルも離れてないけど。彼女たちを見ながら考えた。


――なんか、何かが足りない気がする。お客さんが来た時って、普通何するっけ?あっ……!


――ああそうだ!飲み物を出すんだ!


……


俺は立ち上がって、めんどくさそうな顔で言った。

「ああ、飲み物出すよ。お茶でいいよな?」


ディイナとサイアはその言葉を聞いて反射的にこちらを見て答えた。

「うん、ありがと〜!」


そう言って俺はドアへ向かった。歩く距離は短いけど。


そしてドアまであと数センチのところに来たその時――

ドアを開けようとした瞬間、声が聞こえた。


「ねぇ!私も行く!」

クロエが後ろから言った。


「は?いいよ、俺一人で行けるし。てか、お前どうやって縄から抜けたんだよ?」


「平気だよ、手伝ってあげる!」

クロエはゆっくり近づきながら言った。


「……好きにしろ。」


結局、俺とクロエは一緒に冷蔵庫へお茶を取りに行くことになった。


……


終わりのない廊下のような家の通路を、俺たちはゆっくり歩いていた。


まるで手の届かない宇宙の星のように、見えるけど掴めない目的地へ向かって――


いや、ただの冷蔵庫なんだけどな〜


交互に床を踏む足音――後ろを歩くクロエは、手を背中で組みながら言った。


「ねぇ、ゼイ。」


俺は歩きながらゆっくりと答えた。

「なんだ?」


彼女は薄く微笑みながら言った。

「ゼイって……変わったよね?」


その言葉を聞いて、まるで旋律のようにゆっくりと彼女の方を振り返りながら答えた。


「……どういう意味だ、クロエ?俺には分からない。」


イラッとするような笑顔で、彼女は言った。

「おぉ〜ゼイってば、すぐそうやってとぼける〜」


俺は立ち止まった。風が止まるかのように、前を見つめながら言った。


「チッ、いいかクロエ……人間ってのは、年を重ねるごとに変わっていくんだ。性格も、顔も、夢も、体も。」


【天井を見上げながら、俺はかすかに微笑みつつ続けた。】


「時が進めば、人は常に変わる。だから、新しい自分を望むのは当然のことだろ。」


----


クロエは私の答えに満足していない様子で、からかうような笑みを浮かべながら、私の耳元でささやいた。


「うそつき〜」


「……」


そして彼女はすぐに私を追い越し、あの笑みを浮かべたまま、優しく私を見つめた。


手を後ろで組みながら、クロエは言った。


「ねぇ〜、じゃあ、二年目に備えてって言ってたあの計画って何だったの?ゼイ君〜?」


私は黙ってクロエを鋭く見つめ、冷たい口調で答えた。


「……知りたいのか?」


「もちろん〜」


この雰囲気はとても冷たく感じた。空を見ていないのに、曇っているのがわかるほどだった。


私は冷たい声で言った。


「俺の計画は……」


______________________


クロエと話している間に、あの二人は私の部屋で……


「ひ、ひゃ〜!ダイナちゃん、そんなことしちゃダメだよ〜!」


「大丈夫だって〜、サイア!」


ダイナはなぜか私の部屋にいて、ベッドの下をうつ伏せで覗き込んでいた。


「ゼイ君は男の子だもん。絶対にエッチな雑誌の一つや二つ隠してるって〜!」


「ひ、ひぇ〜、ダイナ、ここはアニメの世界じゃないんだよ〜!」


ベッドの下を探し続けるダイナは、明るい口調で答えた。


「アニメだろうが現実だろうが、男の子はみんな何かしらエッチな物を隠してるもん、サイアちゃん〜!」


「で、でも、だからってそんなことしちゃダメだよ、ダイナちゃん!」


ダイナは何かを探し続けていた。…私自身、いつ最後にそこに何かをしまったのかも忘れていた。


「き、聞いてるの!?ダイナちゃん〜!」


いろんなところを探した後、ついにダイナは――


「見つけた〜!」


「え、ええっ!?ほんとに!?」


ベッドの下から出てきたダイナは、一冊の本を手にしてそれをサイアに見せた。


「これだよ〜、サイアちゃん!」


「……だ、ダイナ、それは……」


それは、私にとってとても大切な本だった。少し高いお金を出して買ったやつだ。


「こ、この本は……」


【簡単にお金を稼ぐ1001の方法!】


「…ゼイ、君ってやつは……」


______________________


数分後、私たちは数杯の紅茶を持って部屋に戻った。


「ねぇねぇ、みんな〜!戻ったよ〜!」


「おかえり、ゼイ〜」-ダイナ。


遠くから二人を見たとき、何かにがっかりしているように見えた。何だろう? よく見ると、ダイナが何かを持っていた。


「…ああっ!!そ、それは!?」


「いい本だね〜、ゼイ〜」-ダイナ。


「……」


この瞬間は少し恥ずかしかった。


その一方で、後ろを歩いていたクロエは、どこか落ち込んだ様子で静かに歩いていた。


ふわふわの羽のように柔らかい私のベッドに、彼女はそっと腰を下ろした。


そんなクロエを見て、サイアは言った。


「え、えっと?どうしたのクロエ、なんか変だよ〜」


「え?あ、ううん、サイアちゃん」 クロエは少し黙ってから言った。


「べ、別に…なんでもないよっ!」


……。



---


ナレーター:一体クロエに何があったのか!?次の章で明らかになります!お楽しみに!



---



次の章は2025年5月17日に公開されます。最新話の更新が遅れてしまい、申し訳ありません。


ゼイ: 作者、ダメダメ〜!

ダイナ: ほんと〜!ダメ〜!

クロエ: ブー〜

サイア: みんな…や、やめてよ…


作者: 黙れ!さもないと、お前たちを物語から消すぞ!!


ゼイ: …

ダイナ: …

クロエ: …

サイア: …


尊敬する作者様、ごめんなさーーい!!


Romaji:


Tsugi no shō wa 2025-nen 5-gatsu 16-nichi ni kōkai saremasu. Saishin wa no kōshin ga okurete shimai, mōshiwake arimasen.


Zei: Sakka, dame dame~!

Dyina: Honto~! Dame~!

Cloe: Bū~

Saiaa: Mina... ya, yamete yo...


Sakka: Damare! Samonaito, omaetachi o monogatari kara kesu zo!!


Zei: ...

Dyina: ...

Cloe: ...

Saiaa: ...


Sonkei suru sakka-sama, gomennasai~!!

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