あたしのSF
少しも不思議ではない(笑)
錆びて 古びた
白い 笛にくちづけて
そぉっと 吹いたのは北風か
寒い 冬が来たならば
霜柱を 踏んではしゃげ
真剣に ふざけよう
さっきは 不意をつかれたけど
せっかくの 蓋なんだし
閉めたらちゃんと 札を貼ったから
しばらく 復活できないはずだよね?
しぼんでは ふくらむ期待に
姿勢を低くして 伏せるんだ!
姉妹か 夫婦あるいは
親しい友人の ふりをして
世界の 淵から覗いたり
素晴らしさの縁を ふらつく日々は
強いて例えるなら 船旅と旅行記
颯爽と 筆を走らせては描いてきた
そんな物語があたしのSF
もっと読みたいんですけどね。