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戦火のアンジェリーク  作者: 伏水瑚和
Ⅱ.London ~ the UK
14/61

前奏 ~ 変革


 白いミルクのような朝靄(あさもや)と、辺り一面に揺蕩(たゆた)う、しっとりと濡れた霧。


 格調高い大聖堂、王族の風格を現す宮殿が、運河を囲うように誇り高くちりばめられ、街を象徴する巨大な時計塔がそびえ立つ。

 長い歴史と遺跡が造り上げた都市から離れた周辺には、石炭という(かて)が燃えた(あと)……仄かに曇る煤煙(ばいえん)が、流れ漂う……


 これが、英国。イギリス――ロンドンの冬。


 この荘厳(そうごん)で由緒ある地には、夢を叶える希望に溢れ、沢山の貴重な出逢い、厳しさ、そして……酷な現実の痛みがありました。


 世界中が震撼し、狂気と闇に呑まれていく最中(さなか)、激しく萌える深緑に心震え、切なる甘さに揺さぶられ、深く落ちていった、(あか)く、(あお)い日々…………


【新章の閲覧ありがとうございました。いいねや一言でも良いので、ご感想を頂けると嬉しいです。】

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