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この世界最強?の魔法使い   作者: (社長)
第1章〜始まり編〜
31/51

番外編 炎也の誕生日

はじめての作品です

改善点があれば、教えていただけると嬉しいです。


※今回の番外編はアリス視点の話になっております。


私は今、とても困っている。

その原因は来週、7月19日、の日にエンヤの誕生日があるからだ。


「うーん、どうしよう?」


私はそう言って机に突っ伏した。


「アリス、エンヤの誕生日プレゼントにかなり困ってるね」


エメラがそう言いながら、私のカップに紅茶を入れた。


「だってさぁ、マグネとナトリはエンヤが欲しがっていた魔法辞典をプレゼントするし、ゲルマさんとムルナさんは良い枕をプレゼントするから、私、何をプレゼントすれば良いのよぉ」


私がこう言うと、エメラ苦笑いしながらがこう言った。


「アリスのプレゼントなら、何でも喜んでくれると思うんだけどなぁ」

「それじゃダメなの。エンヤには良い物をあげたいの。でも、エンヤに良い物をあげると絶対、最初に「お金大丈夫なの?」って聞くからなぁ」


私がこう言うと、エメラがこう言った。


「じゃあ、何か手作りしたらどうですか?手作りなら心もこもってますし、お金とそこまでかかりませんよ」

「確かにそれ良いわね」


なるほど、その手があったわ。

でも、何を作ろうかしら?

私はそう思ったので、エメラに相談した。


「ねぇ、何か作るのに良い物ない?」


私がそう言うと、少し考えてこう言った。


「無難なところでいくと、お菓子とかですね」

「…私、料理出来ないわ」

「普段、私達がしてますからね」

「他には何か無い?」


私がそう言うと、直ぐに思いついたようだがエメラが言うかどうかとても迷っている。


「どうしたの?」

「…いや、思い付いたんですけど、コレはおすすめ出来ないなと思いまして」

「えっ、どんな物?」


私がそう言うと、エメラがこう言った。


「マジックポーション作りです。ただ、私達も作るのが簡単なのは知っているのですが作り方がわからないのです」

「そこは大丈夫よ。私、最近、マジックポーションの作り方を授業で教わったから」


私がそう言うとエメラが心配そうな顔をしたので、私はこう言った。


「私の事、そんなに心配してくれてるの、ありがとう」


私がそう言って、キッチンに向かおうとするとこう言われた。


「いや、キッチンが潰され無いか心配なだけです。潰したら私がダイアに怒られますから」

「私の心配してくれてたのじゃないの⁈」

「心配はしてますけど、キッチンの方が大事なので」


私はそう聞いた後、キッチンに向かった。


/一週間後/


ふぅ、なんとか間に合った。

中々綺麗な青色のマジックポーションが出来なくてかなり焦ったけど、やっと、今日完成したよ。

私は完成した事をエメラに伝えた。


「やっと完成したわ、エメラ」

「ギリギリだね、アリス」

「これでパーティーが開けるわね、みんなは今何を?」


私がそう聞くと、エメラはこう答えた。


「アリスと主役待ちです」

「それ待って貰ってる感じ?」

「いえ、先ほど皆さん来たばかりです」

「良かった。私も直ぐ、会場に向かうわ。だからコレを預かってて」


私はそう言って、ポーションをエメラに預けた。


「どこに行くの?」


私はエメラにそう聞かれたので、こう答えた。


「主役を呼びに行ってくる。大体の目星がついてるから、直ぐに戻るわ」


〜エンヤの部屋〜


エンヤは今、ベッドでお昼寝中だ。


エンヤ「ZZZzzzz…」


とても安らかに眠っている。

驚かして、起こしたら楽しそう。

私はそう思いながら、掛け布団をそっとめくって。

叫びながら、お腹に飛び込んだ。


「エンヤ、起きてー‼︎」

「えっ!、アリs、ゴフッ‼︎」

「エンヤ、おはよう」


私はエンヤにのしかかったまま、笑顔でそう言うと、エンヤもだんだん笑顔になりながらこう言った。


「おっ…おはよう。どうしたの急に?」

「実はエンヤにどうしても頼みたい事があるから来て欲しいの」


私がそう言うと、エンヤがこう言った。


「わかった、すぐ行くよ。場所はどこ?直接向かうよ」

「場所はパーティールームだから待ってるよ」


私はそう言って、エンヤから下りて、パーティールームに向かった。


/5分後/


『ガチャ!』


遂にエンヤが来た。


『パーン‼︎』


『エンヤ誕生日おめでとう』


「えっ、覚えててくれたの?ありがとう」


エンヤが嬉しそうにしている。


「エンヤ、改めてお誕生日おめでとう。俺とムルナからは枕だ」

「ありがとう、ゲルマ」

「そういえばどうして枕なの?」


ムルナさんがエンヤにそう聞くと、エンヤは恥ずかしそうにこう答えた。


「…枕を鼻血で汚しちゃったんだ」


エンヤがそう言うと、ムルナさんがこう聞いた。


「どうして、汚しちゃったの?」

「ふざけて、ベッドに飛び込んだら壁に鼻を強打してそのまま気絶したんだ」

「ドジだね、エンヤ」

「…自分でも分かってるよ」

「…エンヤ君、一人目でそんなに時間使ってると日が暮れちゃうよ」


マグネがエンヤにそう言った。


「ごめん、ごめん。マグネ達は何をプレゼントしてくれるの?俺、ゲルマ達以外から事前に何を持ってくるのか知らされてないんだよね」

「次は僕達の番だね、僕たちからはエンヤ君がずっと欲しがってた、魔法辞典だよ」

「ありがとう。…でも高ったんじゃ無いの?」


エンヤがそう言うと、マグネがこう言った。


「別に高いと思わないんだけどなぁ、精々10Gゴールドぐらいだし二人で出し合ったからな」


続けてナトリがこう言った。


「そうそう、そんなに気にしなくて良いよ。ただし、私達の誕生日プレゼントは期待してるからね」


ナトリがそう言うと、エンヤはこう言った。


「もちろん、期待して待ってろよ。とびっきりのプレゼントを用意しておくから」

「期待して待っておくよ」


マグネがそう言った後、私はエメラから預けておいたポーションを受け取ってエンヤに近づいた。

緊張するな。


「エ、エンヤ。これ作ったの。どうかな?」


私が緊張しながら、こう言うとエンヤがこう言った。


「これって、もしかして、マジックポーションなの?」

「う、うん」

「凄いよ!嬉しいな。飲んでみて良い?」


どうやら、喜んでくれた様だ。


「うん、良いよ。私もまだ飲んだ事無いんだ」

「いただきます」


エンヤがそう言って、ポーションを一口飲んだ。

エンヤは一瞬驚いた顔をした。


「どうだった?エンヤ」


私がそう聞くとエンヤがこう答えた。


「…凄いよ。身体中から魔力が溢れてくるよ」

「へぇー、とっても気になるな。私も一口貰って良い?」


私がこう聞くとエンヤがこう答えた。


「…やめておいた方がいいと思うよ」

「どうして?」

「教科書に載ってたでしょ。ポーション系の過剰摂取は死ぬ可能性があるって。俺でも一口で魔力が溢れてくるから、多分アリスが飲んだら死んじゃうと思うよ」

「そう、ならやめておくわ。でもどんな味か気になるなぁ…どんな味?」

「…甘さの中にほんのりと酸味があって、美味しかったよ」

「そうだったんだ。じゃあケーキ食べよっか。エンヤはチョコレートケーキで良い?」

「俺よりも先にみんなにも聞かないとダメだよ」

「主役がゲストに遠慮してどうするの、僕たちの事はいいから好きなもの食べなよ」

「マグネがそう言うなら、そうするよ」


そうして、エンヤの誕生日パーティーを私たちは存分に楽しんだ。


〜おまけ〜


本来、マジックポーションはソーダの様な味がするのだが炎也が実際に飲んだマジックポーションの味はこの世の物とは思えない味であったが、確かに魔力が溢れてくるものだった。

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