第16話 魔法研究の授業でやっちゃった
はじめての作品です
改善点があれば、教えていただけると嬉しいです
3時間目は、魔法研究だ。
『ガラガラガラ』
「みんな揃ってますね。授業を始めます」
そういえばうちの担任は魔法研究の先生だったな。
「今日は、教科書の最初に載っている、魔力反応の研究をしましょうか」
そう言って全員が教科書を開いて、ヘリウ先生が説明を始めた。
「この、マジッククォーツは流した魔力の属性で色が変わります。このマジッククォーツは安物だけど少し値のはるものは魔力量を測るオーブに使われたりします」
…なんか嫌な予感しかしない。
「みんなが使っている魔力はどの属性の性質に近いかを研究してください。どの属性がどの色になるかは教科書に載っています。」
みんなマジッククォーツに魔力を流している。
アリスのマジッククォーツは青と黄緑が出ている。
青は水属性で黄緑は風属性だ。
俺もマジッククォーツに魔力を流した。
『バッキーン‼︎』
…やっぱそうなると思ったよ。
オーブが砕け散るレベルの魔力だもの。
みんなの視線がこっちにくる。
ヘリウ先生が唖然としつつも説明を始めた。
「…マジッククォーツは魔力耐性があり簡単には砕けないので何度も使い回しが可能です」
ヘリウ先生の説明に説得力が無い。
俺が魔力で砕いちゃったからね…
ヘリウ先生ショックだったのかな?
ヘリウ先生の目に光が無いし。
『チーン‼︎』
「それでは授業を終わります」
ヘリウ先生は教室から出て行った。
…ヘリウ先生に悪いことしちゃったな。