第15話 魔法格闘の授業はとってもダメになる
はじめての作品です
改善点があれば、教えていただけると嬉しいです
2時間目は、魔法格闘なので、闘技場へアリスと移動した。
闘技場で、アリスと話していると、
『ギィー!』
先生が入ってきた。
「全員揃っているな!」
「私が、魔法格闘の担当となった、アルゴ・エーアールだ!私は、他に2組の担任をしている」
アルゴ先生は、体育会系なんだな。
「それじゃあ、二人組を作って座ってくれ」
俺は、アリスとペアの組んだ。
「それでは最初に魔法を使わずにやってもらう…始め‼︎」
最初はアリスから攻めてきた。
アリスは、俺の腹にパンチを狙っている。
俺は左に避けて、右足を軸に蹴りを放つ。
アリスはそれを受け止めて、顔に向かってパンチを繰り出した。
俺はその勢いを使って後ろへ投げた。
アリスはすぐに体制を立て直して、顔にパンチを繰り出した。
俺がアリスのパンチを逸らし、顔にパンチを繰り出した所で、
「やめ‼︎」
アルゴ先生が終了の合図を出した。
「今年は、粒ぞろいだね。鍛え甲斐がありそうだ」
アルゴ先生は、嬉しいそうに言う。
「それでは、今から正しい、パンチをアレにするから見ていてくれ」
アルゴ先生はカカシの様なものにパンチした。
するとカカシの様なものから凄い音がした。
「お前たちのパンチは変な所に力が入っているから、疲れやすくすぐにバテてしまうし、そこまでの威力が無い。正しいフォームで、パンチをすれば疲れも溜まりにくく威力も今よりは、強くなるだろう」
アルゴ先生の説明は、わかりやすい。
あの組手で全員の動きを見ていたのだろう。
「それでは、各自アレを正しいフォームを意識してパンチしてみろ」
…意外と難しいものだ、パンチしていると、つい自分の癖が出てしまう。
だがパンチする時に力が入る様になったので、当たった時の音が重くなっている。
『チーン‼︎』
「今日はここまで。その訓練は基礎の基礎だが、基礎は応用にいかされ、応用は型となる。だから、毎日鍛錬しておくように!」
そう言うとアルゴ先生は闘技場から出て行った。
その後俺たちも闘技場から出て行き、教室へ帰った。