表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ショウカンビト  作者: 十八谷 瑠南
序章 ~リリィのお話~
6/162

1日の終わり

ランチを楽しんだ後、2人は再び仕事に戻った。

食事をする前とした後では、仕事への意欲が違う。

美味しいものを食べた後なら尚更だ。

リリィは黙々と仕事をし、定時までには終わらせた。


エレベーターに乗り、60階で乗り継いで1階へ。

メリッサと別れ、地下鉄に乗る。

ふた駅あとで下り、アパートにもどる。

リビングのカーテンと窓を開けると、西日が部屋に差し込んできた。

車の走る音、子供たちの笑い声、飛行機のエンジン音。

街の音が聞こえる。

リリィは、そうして日が沈むまで外をぼおっと眺めていた。

これがリリィの一日だ。

そして、これはリリィの人生のほんの一部でしかない。

今日一日では平凡な人生に見えるかもしれないが、それなりに苦労をしている日もあったりもする。

そんなリリィを知ってか、哀れんでいる者がひとりいた。

アパートの下から、夕日を眺めるリリィをじっと見つめる者。

「次は、やっぱりあの人にしよう」

そうつぶやいた少女の名前は、ナナ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ