〜遥からのメール。〜
家に帰ると、遥からメールが来た。
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香奈。
私、なんか明日行きたくない。
行かなくてもいい?
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ほんの数分前は楽しみで仕方ないような顔をしていた遥。
不思議に思ったけど、『怖くなったんだろう。』とも思った。
いつも、私達に合わせて遠慮している遥。さすがに怖いのかもしれない。
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え?どうしたの…急に。
大丈夫?
なんかあった?
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このメールを送って、私はお風呂に入った。
昼間流した汗で、身体中ベタベタ。シャワーで簡単に、20分くらいで済ませて部屋に戻る。
お風呂から出ると、メール受信のサインがでていた。
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なんかね、
空耳かもわかんないんだけど、
『おいで。おいで。』
って何回も聞こえるの…。
今までこんなのなかったし…
だから、念のため明日行かないほうがいいかな…って。
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あー。あの屋敷のふいんきからして、幽霊でそうだからな。
暗示にかかったんだろう…。
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それって、自己暗示に
かかっちゃったんじゃない?
明日まで、まだ聞こえてるなら
やめた方がいいとおもう。
それか、
明日早くに私の家に来て
お祓いしてもらう?
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その時のメールの返信は異常に早かった。
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本当?!いいの?!
ありがとう(*゜v゜*)
明日早く香奈の家にいくね!
じゃあ、お休みぃー☆
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元気になったんだな。って、すぐにわかる。遥は元気な時には、顔文字とかを沢山使うからだ。
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じゃあ、
明日の夜8時に私の家に来てね。
お休み。
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やっと寝れる。
時計を見ると、12時を過ぎていた。