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〜肝試しの準備2〜
15分くらいすると、彩と寛太がビニール袋を持って帰って来た。
「彩ー!寛太ー!おかえり!」
私が大声で呼びかけると、私の近くにいた夏希と斗真が飛び跳ねて起き上がり、彩と寛太の所に走って行った。
「「おかえり!アイス!」」
面白いくらいにハモった。彩と寛太は若干引き気味になりながら、二人に袋を渡した。
「「ヤッホーイ!」」
袋を貰った二人は、すごい笑顔で逆に怖くなってしまうくらいだった。
「二人を見てると、楽しそうに見えるけど、夏だと、暑苦しいよね…笑」
二人の様子を見ていた彩がつぶやいた。
「確かに…笑。楽しそうだけどね」
アイスを食べて、草刈りを再開させた。
20分後
「「終わったぁー!!!」」
草刈りを終えて、ふと辺りをみわたすと太陽が傾きはじめていた。
「じゃあ、当日に会おうね!バイバーイ!」
それぞれ家に帰って行った。