誰かを殴っちゃいけないよ
よくわからん厨二小説となっておりますので、時間が無い方は無理して見ない方が得しますよー。
私はひたすら道を歩いていた。
コンクリートの地面に、ひたすら私の足だけがうつる。
――何故、私だけこんな目に遭うの。
下を向きながら、ずっとそんなことを考えていた。
――そう、私はきっと誰かに殴られているんだよ。
誰だかわからないけど、私を好きにできるような、存在。
何故私だけ殴られなければいけないのだろうか。何故その人は私を殴るのだろうか。
憎しみのこもったその手が痛い。ああ、何故、どうして。
……なんて、そんなことだったら、どれだけ心が落ち着くことだろうね。
そういうことなら、私は悪くないだろう。殴っているその人は、ただの八つ当たりなのだから。
でも、違う。
成績も普通で、受験がギリギリ出来るか出来ないか。体育はもうどうしようもないほど運動音痴で、先生に叱られてばかり。
好きな事はたくさんあるけれど、ただただ「下手だからやめなさい」と言われるばかり。
……やっぱり、私が悪い子だから。役に立たない子だから駄目なんだ。
誰に殴られているわけでもないけど、ひたすら全身が痛かった。
そんな時、誰かの声が聞こえた。
「こら、そんなに誰かを殴っちゃいけないよ」
「……え」
かすかな声が漏れた。
私は、地面にもう一度目を向けた。
『私自身』が、私を殴っていたのだった。
苦しんでいるのは自分だけではないのに、ひたすら自分の首を絞め続ける。そういう人って、傍から見るとすごく気持ち悪いですよね。そんな話です。
とある学校の通学路で、少年が少女を殴ってたっていう話を聞いて、思いつきました。
まあこんな気持ち悪い時期が私にもありましたよ。その時の気持ちを頑張って思い出しました。すごく気持ち悪い文になってます。
さて、こんな意味不明な小説もどきを読んで下さってありがとうございます。よければ、感想・アドバイス等、よろしくお願いします。