第2章 新たな仲間と怪しい影
投稿が遅れました。
こんな駄文でも見てくれると幸いです。
HR終了後、良祐達はBクラスに向かっていた。
すると澪と麻菜がBクラスの扉のところに2人の女子を見て、疑問の声を上げた。
「……あれ?奈乃と裕実がいる」
「確かDクラスだったはずなんだけど…」
2人の様子を見て、良祐は質問した。
「あの2人の知り合いなのか?」
「あ、うん。というか一応、彼女達も騎士団だし」
「え、じゃあ、あの2人も……」
「お察しの通り、私達と一緒に来た転校生だよ」
それを聞いて良祐が話しかけようとした。その瞬間、良祐の頬を何かが掠め、そのまま地面にぶっ刺さった。
よく見ると、かすった部分から血が流れていた。
「りょ、良祐!大丈夫!?」
「これ、カッターじゃねーか!誰だ、こんなの投げたのは!」
紅希はあわてて良祐に駆け寄って傷を確認し、空はこの場にいた全員に向かって叫でいた。
すると扉の所にいた女子の1人が階段のところに行って、そこにいた(らしい)男子の頭に向かって拳にした手を振り落とした。
「いってぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!何すんだよ!」
「うるさい!なんてことしてるのよ!頬だったから良かったものの、目とかだったらどうするのよ!」
「だって、それはあいつが……っ!」
「言い訳は結構です!」
彼にそう言うと、良祐達の方に歩いてきた。
「あのバカがごめんね。大丈夫?」
「あ、ああ。それより、君達は…」
「えーっと、転校生と言えば転校生なんだけど……」
彼女は少し困ったような顔をすると、麻菜の方に顔を向けた。
それに気づいた麻菜は右手で丸を作った。
それを見て頷くと、再び良祐達の方を向いた。
「新たに騎士団に入ることになりました、宮代奈乃です。よろしくね」
彼女、奈乃がそう言うと、もう1人の女子と階段のところにいた男子、教室内にいた男子2人がこっちに来た。
「……近藤裕実です」
「井上文人だ。ちなみに、奈乃の彼氏だ」
「沢村亮介。よろしくな」
「茎本竜牙だ!よろしく!」
4人がそう言うと、奈乃と澪と麻菜も4人の横に並んだ。
「改めまして……野々原澪です!」
「三上麻菜です。よろしくね」
良祐達は「よろしく」と返すと、空がこれからのことについて聞いた。
「人形の時はどうするんだ?一緒にやるのか?それとも、別々?」
「その時は一緒にやる予定。数が多すぎたら別々だけど」
そう話していると、校内にチャイムが鳴り響いた。
時間を見てみると、授業が始まる時間だった。
「やべっ!それじゃあ、また!」
「一緒に騎士団に行こうねーーーっ!」
「了解!んじゃ!」
それぞれそう言うと、教室に戻っていった。
さっき良祐達が話していた廊下の近くで、1人の少年が立っていた。
少年は桜田高校の制服ではなく、別の学校の制服を着ていた。
「駄目じゃないか、僕のいう事を聞けないなんて……」
そう言うと、少年は一瞬にして、その場から消えた。
消える直前、少年はこう言っていた。薄気味悪い笑顔で。
―――――――君は僕の所有物なんだから。そうだろう?『みっちゃん』
奈「何言ってんのよ!(ゲシッ)」
文「グフォ!?」
奈「付き合ってないですから!勘違いしないでください!///」
……いや、もう付き合っちゃえよ、お前ら。
ではでは。次回もお楽しみに。