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君と見た花火  作者: 侑子
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第7話

それから数日後。


今私は、何故か七海の家に居る。


宿泊学習まで秒読み状態になり、

今日も学校に遅くまで残っていたところを

半ば強引に七海の家まで引っ張っていかれた。


そして、七海の家族が今日は不在だからと

七海の家に泊まることになった。


七海は私を自分の部屋に通した後、

何か飲み物を持ってくると取りに行った。


そういえば、七海の家にきたのは初めてだ。


シンプルで、物が少ない部屋とはちょっと意外。


何かポスターとかあると思ってたんだけど・・・。


「ごめんね、遅くなっちゃった。

 確か玲奈、レモンティー好きだったよね?

 っていうか、ごめんね、いきなり」


七海の家のレモンティーは美味しい。


七海の水筒の中身はいつも日替わりだけれど、

たまに飲むレモンティーとジャスミンティーは一番美味しい。


「ううん、おかまいなく。でもなんで急に

 提出日が近いレポートとかもないから、

 手伝ってってわけじゃなさそうだよね」


「うん。あたしもよく分かんないんだけど。

 玲奈さ、最近なにかあった?」


なにか・・・と言われれば、まあ色々あったけれど。


七海のいう【色々】がよく分からない。


「あのね、あたしの友達が心配してるの。

 最近何か辛いことがあったんじゃないかって。

 あたしも心配だし、中澤も心配してた」


七海の友達?


裕太のこと、気にしないようにしてたのに、

やっぱり気づかれちゃってたのかも。


「何かあったなら、教えてくれないかな?

 あたしじゃ何にも出来ないかもしれないけど・・・。

 悔しいんだ、あたしさ。

 玲奈にはめっちゃ協力してもらったのに、

 あたしは何にも出来ないって言うか。

 なんかさ、あたしってダメな友達だよね」


そんなことない。


七海はダメな友達なんかじゃない。


でも、ごめん。言えないよ。


これは私の問題で、七海まで巻き込みたくないの。


中澤と両思いになれて、幸せ絶好調の七海には、

恋の辛さの相談をして巻き込みたくない。


「そっか。言いたくないんならいいよ。

 でもさ、これだけは覚えておいて。

 玲奈は1人じゃないから。

 玲奈のことを心配してる人は、たくさんいるよ」

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