第41話
気がつくと、保健室のベッドの上だった。
あれ、なんでここにいるんだっけ?
確か、朝教室に行って、
みんなに囲まれて台本を見せてって言われて。
断りながら皆で盛り上がって、
チャイムが鳴って、先生が来たんだった。
それで、先生に脚本したのを渡そうとして・・・。
あれ、渡せたんだっけ?
渡していない気が・・・。
確か、台本は先生がチェックをして
3時間目のクラス会で詳しく配役を決めて・・・。
って、今何時!?
「お、気がついたみたいだね」
勢い良く起き上がると、
その音に保健の先生が近づいてきた。
起き上がった瞬間、頭と膝に痛みが走った。
「覚えてる?教室で倒れたんだって。
熱は・・・ないみたいだし、多分貧血か過労だね。
昨日はどのくらいに寝た?」
4日間寝ていないことを伝えると、
保健の先生にこっぴどく叱られた。
そういえば、あの台本どうなったかな?
「先生、あの・・・今何時間目ですか?」
先生は、4時間目だから終わったら
昼食はここで食べなさいと言った。
それから、頭を打っているから、
時間があるときに念のため病院にいきなさい、とも。
それから少しして4時間目終了のチャイムが鳴り、
給食を保健室でとり、昼休みになった。
昼休みになると、保健室は私の友達でいっぱいになった。
さすがに、みんなの前で倒れたんだもん、
みんなビックリするよね。
みんなが口々に心配の言葉を言っていると、
その後ろから担任の先生が入ってきた。
「鈴木、読んだんだがな・・・。
アレンジ力は素晴らしいと思うんだが、
もう少し面白さをたさないと、他のクラスにだな・・・」
先生、その脚本には、
一番面白さがあるところが書かれていないんです。
確かに、今の私が脚本したものを
そのまま演じていたら、ただの童話の劇で面白くない。
でも、そのままの台本でも、
面白くなる方法を思いついたんですよ。
そう言って、私はその方法を先生に耳打ちした。
「あぁ~!それなら絶対面白いな。
確かに、この台本のままでいいし、
これは絶対いけるぞ~!!」
先生だけに教えたことに女子たちは不満を持ち、
すごい勢いでその面白い方法を聞いてきた。
本当は、皆の前で発表するときまで言うのを
辞めようと思っていたけど、ここでごまかすのは
正直無理っぽい気がした。
その迫力に一瞬身の危険までも感じた。
しょうがない、心配してきてくれたんだし。
「わかった、教えてあげる。
面白くする方法はね・・・・・・」
はじめまして、作者の侑子です。
突然なのですが、明日(8月20日)は、
作者の私情により、執筆することが出来ません。
また21日からは通常通り執筆していくので、
よろしくお願いいたします。
いいところで切ってしまいましたが、
これからもお楽しみいただけると嬉しいです。




