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君と見た花火  作者: 侑子
38/53

第38話

どうしよう・・・そんなことって、ある?


今から20分ほど前に七海からかかってきた電話。


その電話で、思いもよらないことを告げられた。


やっぱり、教室で私が寝ていたことを、

裕太は知っていて、わざと蓮を行かせたらしい。


わざわざ蓮に教室に行かせた理由は、

私が裕太を嫌っていると思ったからだと言う。


七海は今日の出来事を蓮から聞いて、

裕太にメールで聞いてみたらしい。


本当は風邪を引かないように何かしたかったけど、

嫌いな人に寝ている間に何かをされるのは

嫌だろうと考え、蓮を教室へ仕向けた、

と言っていたらしい。


そして、これは七海の予想だけれど、

もしかしたら裕太は私のことを

好きなんじゃないか、とも言っていた。


そんなことは絶対にありえないけど。


七海のいう話が本当だったのなら、

私も随分心の狭い女に見られたものだ。


例え嫌いな人でも、親切をされて

嫌な顔をするような、そこまで心の狭い人間じゃない。


親切をしてもらったらちゃんと感謝はする。


それに、好きじゃなくなっただけで、

嫌いになったわけではないのに。


でも、そうと分かったんだったら、

ちゃんとお礼くらいはしたい。


でも、電話や直接はやっぱり嫌だから・・・。


『今日のこと、教室で寝てるの蓮に教えてくれてありがとう』


そう送ると、3分後にすぐ返事が返ってきた。


『別に、偶然だし』


やっぱりね。


そうくると思ってた。


『偶然でもいいよ。ありがとう。じゃあね』


これ以上会話を続けたくはなかったから、

そう送ってメールを終わらせた。


ねえ、知っていた?


裕太が必然を偶然に装えるように、

私の考え次第では偶然を必然と思うことも出来るんだよ。


だから、どれだけ裕太が偶然って言っても、

私が必然だって思ったら必然なの。


私はそこまで心の狭い人間じゃないって、

分かってくれるといいんだけれど。

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