第十三話 乱れる肉欲
クレイを連れてコテージに戻る。
中には入るとベットの上でラウラが腰掛けていた。
「あ、あのぉ……」
立ち上がり、ラウラが話しかけてくる。
「一人遊びはもう済んだのか?」
「酷いっす!そういう事は敢えて言わないのが普通っす!」
何故だかラウラの口調が戻ってる。
しかし今こいつを相手にしている暇は無い。
「悪いなラウラ、少し静かにしていてくれ。後これ、サンドウィッチだ。腹が減っていたら食べろ、クレイが買ってくれたんだぞ」
「あ、ありがとうっす……」
ラウラが俺に駆け寄ってきたのでサンドウィッチの入った包と水筒を渡した。
「俺達、この後やるから」
肩を抱き寄せたままのクレイを俺の体に引き寄せる。
彼女はさっきから一言も話さなくなったが体が上気している事だけは、はっきりと伝わってくる。
「や、やるって……ちょっと、ウチ此処に居ていいんすか?」
「……好きにしろ」
俺達が致してる間にどっかに逃げられても面倒だから見学したいなら好きにしてやってもいいか……
「っす……」
どうやら居座る事に決めたようだ。
自分のベットに戻ってサンドウィッチの包を開き始める。
よく今食えるなと思うが、確かにおっ始めたらそれこそ食欲どころじゃ無くなるか……
俺も、もう我慢の限界だ。
クレイの服に手を掛けながら再び長い口づけをした。
柔らかいクレイの唇の感触が本能を刺激しているのが分かる。
「可愛い……」
反射的に出る言葉だった。このまま貪り食ってしまいたい程、彼女の顔は卑しさに満ちている。
服を脱がす。
彼女の余りにもデカい乳房が暴れるように揺れる。
ああ、こんなにも柔らかい。
下も含め全てを剥ぎ取り、ありのままの彼女を揉みしだく。
どこを触っても沈み込んでいく俺の指。
一切の反発も感じないながら、その張りの良さをこれでもかと主張してくる。
甘い、どこまでも甘い。
舐めても、触っても同じ感想しか出てこない。
俺も肌を晒し余計な衣服は空いているベットに放り投げた。
再び深い抱擁、そしてしゃぶり尽くすような接吻。
ベットに押し倒す。
黙ったままの赤い林檎を見ながら、汁気の多い方に食らいついた。
「ひぅっ!」
彼女が声を漏らす。
初めて聞く音だった。
小さな音色だが俺の理性のタガを外すには事足りた。
湧き出る泉に口を突っ込み全てを啜る。
舌で感じるのは味だけじゃない。
この卑猥なる行為を許し、俺に身を委ねた彼女の感情含め、全てを堪能させて貰う。
目の前に広がる肉溜まりのような景色が、その柔らかな質感を表現するように振動している。
アツアツになった彼女の全身は湯気を出しているように見えた。
しかしまだ始まってすらいないのだ。
口を胸を腕を脇を足を全てをじっくりと味わう。
俺が執拗に弄んだ窪みが隆起し、その姿を現していた。
……デカい。俺は一時の間、赤子に戻り、甘えるように食事に耽る。
彼女の匂いと味と手触りは堪能した。
ここからが本番になる。
「クレイ、その……大丈夫なのか?」
「……はぁはぁ、問題……無い。我は、ウェポンは異物を取り除く事が出来る。だから心配は不要だ」
「分かった。行くよクレイ、愛してる……」
「う、うむぅ……我も愛して、ひゃうっ!」
俺はクレイの中に侵入した。
気が遠くなるような感覚に俺は堪らず我慢が出来なかった。
人生の中で一番の限界を越えた感覚。
心臓が爆発するように脈を打ちただ目の前の愛する……何かを無我夢中で求めた。
ああ、俺クレイの事が好きだったんだな。
頭の一部分がどこか冷静な判断を下している。
壊れたように動く体を制御するには、あまりにも儚い理性の抵抗だった。
どれだけの時を費やしたか判断が出来ない。
汗だくになった肌も少しじれったい。
そんな中でも、あれだけ乱れたクレイの顔は変わらぬ美しさを誇っているように見える。
「可愛いよクレイ……」
きっと、俺は自分が思うよりもクレイが好きだ。
覆いかぶさるように重なった俺を彼女は強く抱きしめてくれた。
「アキリ……愛していているぞ」
何度も重ねた唇を互いに押し付け合う。
浮遊するような幸福感に俺の全身は満たされていた。
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