異聞編 其の三
「で、この子が眷属?あまり強そうに見えないなぁ」
今日はメイウに連れられて迷宮の奥に進んで行った。
奥の方は天井の高い円柱型のドームのように開かれていて、そこからさらにいくつかの道に分かれていた。
その分岐の一つの先で会ったのが目の前の少女。
身長は150cmも無いんじゃない?流石に暴力を振るうのは気が引けるなぁ……
「こんな女の子と戦えないよメイウ、話し合いでどうにかならない?」
メイウに聞いてみる。そしたら思いもよらぬ方から声が返ってきた。
「キモ野郎、死ねよ」
「はぁ?」
何コイツいきなり、僕の悪口言ってんの!?
「ねぇガキンチョ、年上には汚い言葉を使ったら失礼じゃないかな?」
「じゃキモ野郎が頭を下げろ。私の方がキモ野郎より年上だから」
減らず口なクソガキだな。生意気な態度がマジうぜぇ。
「じゃあいくつなのかな、年上のババァは?」
「天才だよ、キモ野郎。話し方もマジキモいな」
「メイウ、こう言ってるけどこの子何歳?」
「詳細には分かりませんが、概ね千歳は越えているかと」
「あっそう……」
もうどうでもいいや、こんなつまんない事に拘るより強くなった僕なら拳で黙らせれば良いだけだし。
「僕怒ったから手加減出来ないかも、殴るけどいいよね?」
「性根の腐ったクズ人間、やっぱりお前はキモ野郎だ」
僕は普通に殴り掛かる。
一切の躊躇はそこに無い。
何でって?そうだよ僕はクズだから。自分でもわかってるし今更改めるつもりも無い。
僕の拳が目の前のゴミに当たろうとしたとき横から何かが飛んできた。
「痛ぁ〜〜い!!!」
僕の手が吹っ飛んでいた。
「助けてメイウ。痛いよ、痛いぃ!!!」
「申し訳ございませんマスター。今治療します」
メイウが吹き飛んだ僕の手を再生させる。
それを小さいゴミが見下すように見ていた。
「メイウ、このキモ野郎は本当に使えるのか?」
僕を使える?だって!?
「どういう事だよメイウ!使えるって何なんだよ!」
「今はまだお話しする事が出来ません。どうかご理解下さいマスター」
「……」
メイウが俺に隠し事?話せない事があるのかよ。
こんな場所に連れてきて、僕がやられる事が分かってたんじゃないのか?
……でもメイウはレベリングに拘っていた。
急ぎ過ぎた僕がいけないのかよ。
「キモ野郎、早く服を脱げ。私が手っ取り早く強くしてやる」
「マンハ、その口の効き方を直して下さい。マスターに失礼です」
「良いんだよキモ野郎はこれで。仕方ないから脱がしてやるか」
そういって僕のズボンを下ろす……マンハとか言われている奴。こいつ何するつもりなんだ。
「ここまでキモいのかよ。もうデカくしてやがる」
仕方ないじゃないか。お前も、もう服を脱いでるしそういう事なんだろ!
「始めるぞキモ野郎……」
「うっ!」
マンハが上に跨る。
気が狂うような怪感に僕は何度も意識を失いかけた。
「マスター、今はただ素直になって下さい。これがあなた様に無類の強さを授けるでしょう」
僕はマンハと数えきれない程の行為をした。
果てない欲望の中、彼女に種を注ぎ続ける。
そして気が付いたときにはマンハは僕に隷従の姿勢を取っていた。
何故?
理由は分からない。
だけどはっきりしている事がある。
僕はさらに強くなったのだ。
「私はキモ野郎に従う、何でも言う事を聞く」
僕の手を吹き飛ばした事はもう許した。
今日からお前も僕のハーレムの一員だ。
メイウと合わせてたっぷり遊んでやるからね。
お前も無表情なのが本当に気に食わないけどさ。
異聞編 キャラクター追加
マンハ 迷宮の眷属
148cm 42kg 78 49 80
髪型 灰色 腰まで伸びた長髪 瞳の色は赤
服装 エッジの効いたレオタード ハイカットのブーツ
備考 雪音の事が嫌い
性癖 動けるイケメン 明るい人 キモい奴