表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

作者:

【改稿】


斜陽/斜陽/斜陽。傾いているのです。首を堕としたひからです。傾いているのです。挿げ替えてみては、そこから見ていますのに。からからにあえいでいましたのに。我、からからと嗤っておりますの。きっと、おかしくて、きっと薄さにわらっておりますの。

照りつける日が私の皮膚を焼きます。野外にさらされて。(ゆるくゆるく、結ぶ。滑らかに鞣した皮の上を這わせ、手指、腹を。増して、風刃)



                      縄





                 縄          縄


(挿げ替えた首は誰を指さない。それは鏡を通さずとももう既に我に成り代わっているので)/でもまあ首ではなく可能であるなら口を挿げ替えたかったよ目でもよいので

(          可能であるなら)/口を挿げ替えられないから首を挿げ替えるしかないので(はれそこに在るのは我に成り代わった挿げ替えた首)【勘違いに首を差し出す。それはその時そうしなければと思えてならなかっただけであるのに、それが数年後にはまほろしのように、あれは気の迷いだったと気づくことの薄っぺらさ、浅さ。

重大ごとのように思い込みそれを実行したそれ。けれども、それらはひっくり返せばまるで道化師が掌を返したようにまるで真逆に成り代わる。あれは気の迷いだったことに気づくことの薄っぺらさ、浅さ。挿げ替えた首/それは泣いているだろうか、笑っているだろうか、心底おかしく嗤っているだろう、あれは、成り代わる前の裏面のそれ】

(はて、挿げ替えたところで、何も変わらないのもおかしな話よ)(少しは変わってもよかろうよ)(変わったのは、心模様と薄っぺらさに対する実感のみ)(それらの浅さにまた、挿げ替えた首をみる)(かつての私の首が挿げ替えられた状態で嗤っている)けらけらけらけら(何がそんなにおかしいのか)けらけらけらけら

「嗤っている」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] アンパンマンみたいに簡単に新しいアタマに変えられたら良いのにな! って思いました [一言] そう言えは他の仲間もアタマを変えられるのかな?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ