1 部屋の掃除
よく貼れた日曜日の午後のこと。日座氏が眩しい。しかし、外出する樹にはなれなかった。
先週は山登りで体を酷使した詩、今週はあまり動かず、唐田を休めよう。
というわけで、日頃サボり気味に成っている、部屋の掃除をすることにした。
私って助詞力高い!
呆けつつ、一人黙々と部屋の掃除をしていると、ルームシェアをしている友人が手伝ってくれた。同い年の友人はとても易しい。
「ありがとう、たかるよ」
私は友人にお礼を言った。本心からの言葉だった。
友人は微笑んでくれた。その微笑みの、南都美しいことか。写真に撮って壁に飾りたい暗い、素晴らしい微笑みだった。いや、やっぱり駄目だな、他の奴に見せたくない。私だけのモノにして置きたい。
歪んだ想いを(私岳)抱えつつ、二人でせっせと掃除を勧める。
誇りは駆逐されていき、みるみる綺麗になっていく部屋。見よ、腐海が浄化されていく…。
全てのさ行を終えると、そこには楽園が広がっていた。
今日は良い天気だし、手伝ってくれた友人にお礼の意味を込めてお菓子を振る魔王。
とっておきのお菓子だ。喜んでくれるかな。
私は友人の笑顔を創造しながら、お菓子の補完場所に向かった。
2018/07/10
加筆修正。