主要登場人物紹介(ネタバレ注意)
年齢は20年後のものを採用
フィオリア・ディ・フローレンス
年齢:17(+20)歳
特技:素手でリンゴを潰せる
外見:まばゆい黄金の髪・翡翠の瞳
備考:メシマズ
婚約破棄+毒殺という予想外の事態に見舞われるものの、20年後に奇跡の復活を遂げた公爵令嬢。
前世はOL。とある企業の会計課で働いており、経費の使い込みをする中年たちを蹴飛ばしていた。
いち令嬢でありながら剣・魔法ともに実力は非常に高い。
光魔法への高い適性を持つため『聖女』の資格を持つものの、才能が破壊に特化しているために『聖女』認定を剥奪されている。史上4名しか使い手のいない最上位光魔法《神罰の杖》が得意技。
ヒロイン資質はほぼゼロ。むしろラスボス。でも光属性なので勇者を連れてきても倒せない不具合。
実はわりとお人好しであり、気に入った相手には助力を惜しまない。でも敵には容赦しない。
グレアム・ディ・フローレンス
年齢:59歳
特技:猫が寄ってくる
外見:ロマンスグレーの初老紳士
備考:もふもふ好き
フィオリアの父。かつては「氷の宰相」と呼ばれ、宮廷で辣腕を振るっていた。
20年前の事件をきっかけに官職を辞し、フィオリアの遺志(死んではいないが)を継ぐ形で領地経営に勤しむ。
娘を溺愛しているものの、不器用なためあまり表に出せない。
街を歩くと、その後ろに猫の行列ができるらしい。
ただし、彼が振り向くといなくなる。悲しい。
ヴィンセント・ディ・トリスタン
年齢:26歳
特技:パンづくり
外見:黒髪蒼眼の精悍な青年
備考:フィオリアが初恋の相手
トリスタン王国の現国王。もともとは第3王子であり、先王アイザックからは疎まれていた。
フィオリアは初恋のお姉さん。いずれ王になり、第1王子オズワルドから奪い取るつもりだった。
現在はトリスタン王国の立て直しに奔走している。若干、ヤンデレの気あり。
レクスオール・メディアス
年齢:27歳
特技:おいしい紅茶を淹れる
外見:ブラウンの髪に黒眼。玲瓏な顔立ちの美青年。
備考:窓ガラスの細かい汚れが許せない
20年前、フィオリアに拾われた青年執事。
彼女に対して深い忠誠と愛情を抱いており、常にその背後に控えている。
(ただしフィオリアが単独行動を望んだり、メシマズ料理を作ろうとする場合は例外)
フィオリアが昏睡状態に陥ってからというもの、ずっと彼女のそばに侍り続けていた。
己の主が致死性の猛毒ごときで命を落とすとは、まったく思っていなかったのである。
個人としての戦闘能力は高く、近接物理戦闘に限ればフィオリアとほぼ互角。
また諜報活動も得意としており、独自のルートを持っている。
実はものすごく紅茶を淹れるのが上手だが…………
モフモフ
年齢:24歳
特技:毛並みがすごくいい
外見:巨大な白狼
備考:愛妻家
フィオリアの飼い犬。
彼女が昏睡状態に陥った後、治療法を探して旅に出る。
魔物の生息地である“黒き森”に足を踏み入れ、過酷な日々を送るうちに魔狼(フェンリル種)へと進化した。
オズワルド・ディ・トリスタン
年齢:36歳
特技:木登り
外見:20年前は黒目蒼髪、見目麗しい青年だったが……
備考:口笛が上手い
トリスタン王国第一王子。フィオリアの元婚約者であり、かつては彼女を姉のように慕っていた。
しかしながらアンネローゼに誑かされ、婚約破棄を宣言する。
20年後、彼がどこで何をしているのかといえば……。
アンネローゼ・ディ・イソルテ
年齢:16歳(+20歳?)
特技:すごく上手ってわけじゃないんですけど、お菓子作りとか、お料理とか。あっ、裁縫もちょっとできます。小さいころはお嫁さんが夢だったんです。えへへ。(上目づかいの笑顔)
外見:えっ!? わたしなんか平凡ですよ(栗色の髪をしたゆるふわ清楚系)
備考:わたしみたいな平民育ちはすみっこで大人しくしてますね(といいつつ逆ハーレムを築く)
乙女ゲーム『深き眠りのアムネジア』のヒロイン。
男爵家の落胤ということが明らかになり、突如として貴族社会に放り込まれた天真爛漫な少女。
……のはずなのだが、この世界では男たちを手玉に取ってトリスタン王国を大きく揺るがせた傾国の毒婦。
毒薬によってフィオリアの暗殺を試みたが、失敗。
現在、行方不明。