1-4 留想(ルソウ)シヲリ ゲームセットそしてスタート
シヲリちゃんはメインヒロインです(ただし企画上では)
わたくしの名前は留想シヲリ。身分はというとAMP(対メタ警察)の実働班一のカガリさんのしもべって言ったところかな。私はメタであるものの物理的な力は弱くて格闘訓練には苦労しました。まあ、この物語はラノベだからどんな努力をしたかは省いておくけど。まあ、けど他人の頭の中を覗いたりハッキングしたりって方は優れているらしくよくカガリさんにも頼りにされてるって感じかな。まあ、今の仕事始めるまではよく気味悪がられたっけなあ。
ってわけで自己紹介はここまで。わたくしはカガリさんと一緒に日本状況テレビに人質を抱えつつ立てこもったテロリストを撃退しに突入をしてついに人質のいる部屋の前にたどり着いたところかな。
『シヲリ、集中しろ。一番近くにいる敵のいる位置を送れ。あと人数もだ。』
カガリさんはテレパシーでわたくしに話しかける。まあ脳波の周波数合わせているのはわたくしだけどね。わたくしはカガリさんの脳波を記憶しちゃっているから半径500メートル以内にカガリさんがいるとわかるしそれにカガリさんはわたくしの恩人で・・・でもいろいろ誘惑してみたけどゲンコツ以外報酬なし・・・え~と仕事仕事っと。
『ドアから見て三時の方向三mと他人質の間に二人といったところですね。』(シヲリはカガリの頭の中にイメージを送っている)
『あくまでもメタが三人か今回の連中の中には非メタも少なくないようだからな。(シヲリとカガリの二名及び他のAMP三班のメンバーはカガリが建物に侵入する直前に時計の秒針をそろえている)三秒後に突入だ。』
そういうとカガリさんは銃でドアの鍵穴を撃ち抜く。わたくしはすぐにドアを蹴る。突入開始ってわけです。カガリさんは部屋に入ると私が伝えた方向に発砲して敵一人を天国に送り込んだってわけ。さらに使い捨てのストロボ(強力な閃光を出す電灯、目くらましよう、のスイッチを押して敵(まあ人質も含めてだけど)の視覚を奪ったってわけ。
わたくしはストロボの光が出ている間につま先蹴りで敵のあごを狙うのさ。あごを蹴られた敵は舌をかんで先頭不能に。わたくしはそんな彼に近づくとハッキングスタート。
説明しよう。メタは無線を使わずとも互いにコミュニケーションをとることができるってわけ。すると某アプリLINEのように一人が送った情報を複数人が受け取ることになるってわけ。普段は言葉や感情しか流れないんだけどそこに無理やり生理痛と金ゲリされた男の痛みのデータを流し込む。(男女ともに苦しませるため、特に異性の痛みは初体験となるために確実に動揺を狙える)するとテロリスト一行は・・・
「うっ」「うぉー」「はうっ!!」
次々と苦しみだす。我ながらにすばらしい技だなってかんじ。これをやればメタだけじゃなくて仲間の非メタも同時につぶすことができる。わたくしとカガリさんは次々と苦しむテロリストたちに手錠をはめたり足を撃ったりして確実に仕留めていったのさ。さらに応援を呼び機動隊やAMPのメーンバーたちも人質がいる部屋に入り込んできたってわけ。
機動隊の皆様は驚いていたってわけ。大勢で押しかけてもほとんど崩すことのできなかったテロリストたちをわたくしとカガリさんの二人だけで片付けたからである。
「シヲリ怪我はないな?引き上げるぞ。後十分で指揮権返上だ。」
「すると手柄は公安に?」
「オレたちの存在が公にでも取り上げてみろ。そっから先は言わないがな。だが、心配は要らない。ウチには優秀なハッカーが二人もいるからな。事後処理は見放題だ。」
いいなあ。ハジメちゃんはカガリさんに貢献できて。と思いつつ帰ろうとする。
「何が不安だ?お褒めの言葉でも欲しいか?ハイヨシヨシナデナデ。」
「アノー頭の上だけじゃなくて首から下を重点的に~」
「だから何度言ったら分かるか?職場の仲間に情がうつるとロクな目にあわないぞ。」
カガリさんはマジメすぎるんだよう。
「そうだ。今回目覚めたメタはほっといていいんですか?」おやっあの子以外にもメタがいる?
「力が強すぎると危なくて使いづらいからな。処理は公安に任せる。」
「カガリさんふせて!」
バッ「何だ!?」
ズバッ
次の瞬間機動隊の一人が首から血を流しながら倒れる。あー一人残ってたかな?まさかわたくしの責任?言い訳はあるけどね・・・なんてことはおいといてどうやらメタが一人残っていたようだったってわけ。kァジュアルな格好をした凛々しい男であった。しかもメタの力はかなり強そうだ。もう帰ってから寝るモードだったのに・・・まあ戦うしかないってわけね。
「おいシヲリ突っ立ってないで戦うぞ。指揮権はまだ五分ある。おまえら(機動隊)下がれ!」
案の定野ころものの彼は今倒すべき敵はわたくしとカガリさんであることを判断するってわけ。するとカガリさんは彼に発砲する。わたくしは彼が「力」で弾を防ぐ隙に彼に近づいて顔面キックを狙うがこれも防がれる。
「覚えておけ。オイラは弱き者のために戦う愛の戦士。殺人丸だ!おまえらはなぜ気づかないこの世の中は腐っている。!」
「なるほどな現にこの最近のマスメディアは政腐(誤字ではないわざと)の広報機関に堕ちているからな。で、そのマスメディアの垂れ流した情報を鵜呑みにするような腐った国民なんて救う価値あるのか?君たちが勝っても彼らも世の中も何も変わらないぞ。」
「ふざけるな!オイラがダメでも「エディアカラの園」にならできる!オイラたちは真聖なる暗黒竜バーニングケルベロスがついている!オリャー!!」
わたくしは殺人丸のキックを防ぐものの「メタ」の力によって5mほど吹き飛ばされて人質の中に突っ込むことになる。カガリさんなぜ敵を怒らせるのですか?まずい殺人丸がカガリさんに近づいてる。この距離ではわたくしの力が届かない。どうする?
バシッ!!
何?殺人丸が急に何かに吹き飛ばされる。これはメタの力?まさか機動隊の中に?いやっ対テロ機動隊は非メタだけで組まれていたっけ?
パンッ・・・パタッ
カガリさんは隙を突いて殺人丸の頭を撃ったってわけ。殺人丸は先ほどの事故(?)で気が動転していたせいか弾を防ぐことができずに倒れたってわけ。でさっきのは誰?わたくしはメタの力を感じる方向に首を向ける。この人がさっき目覚めたメタ?黒髪の美人さんがしかも胸高いなあ。わたくしにもこれぐらいあればカガリさんをもっと効果的に誘惑できるのにな~エッ?カガリさんが美人さんのほうに歩み寄っていく。ああ敗北感を抑えられない~
「ありがとう。怪我はないか?」
「えっええ私は。」
「指揮権あと二分残ってるな。おまえはうちで保護するとしよう。その子はお前さんの弟か?」
「いえっ。」
「そうか。よく守ってくれた。悪いがその子とはここでお別れだ。ついてこいおまえさんを施設送りにするにはもったいない。」
こうしてわたくしたちAMP参班は新しい仲間を連れて現場を去ることになったってわけ。
つづく・・・