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トンネルを抜けるとそこは、女装の膝の上であった。

ユニーク400です!

まだ少ないですけど嬉しいもんですねぇ。

(≧▽≦)

目を覚ますとそこは膝の上であった。

トンネルを抜けるとそこは大雪原であったよりはまだマシだろう。

だが、だ。

この頭に伝わる女性的なふにふに感。頭に乗せられている細い手指。

一般的な男なら狂喜乱舞するだろう。

だが、俺は違う。

だってコイツは

「ああああああああ!」

「ちょ?ユウキちゃん?アタシの顔見て叫ばないで?」

一気に体を起こして距離をとる。

「なにをしたなにをしたなにをしたぁ!」

「ちょ、誤解だって!ちょっとユウキちゃんに化粧をして髪を結って香水を付けただけだって」

「あああぁぁぁぁ!!」

「あ、なによなによ!桁桁に抱かれる方が良かったって言うの!?」

「誤解を招く言い方をするなぁ!それにお前と同じくらいイヤに決まっているだろう!」

「うん、安心して?だと思って化粧した寝顔を見せることを条件に膝枕件はアタシが勝ち取ったわ。」

「・・・・ぁぁぁぁぁぁぁ!!」

せっかく立ち上がっていたのに再び膝から崩れ落ちる俺。

もうこのままヤバイもっかい気絶したい。むしろそのまま永遠に眠りにつきたい。逆にいっそこの悪夢のようなVR世界から目覚めたい。

・・・・だいたい、膝枕権てなんだ!?俺は景品か!?

「悲鳴を上げるほどにこのギルドがイヤなのか・・・?」

いつからいたの杢杢さん!そして鈍すぎる!最初に俺は男って言ったでしょ!?まだそこを引っ張ってたの!?

ふとなにかを思い出したように陽陽が

「あ、[設定]から痛覚カット60パーくらいにしときなさいね?痛すぎて気絶したようなもんだし。あと魂振りは一定時間ごとにMPを消費し続ける技よ?むしろレベル1でよく15分も保ったわよって感じ。使いどころを見極めなさい?」

あぁそれであのとき自動防御がとぎれたのか。頼りすぎは良くないってコトだな。おっと痛覚カットだっけ?おお、あった60パーっと。これでよし。

・・・じゃなくて!ああああ、、、マジせめて桁桁さんに顔見られる前に化粧だけでも、あ、いや髪だけでも!?いや待て両方!そう両方取ればいいじゃないか!落ち着けおれぇ!?落ち着くには?なんで落ち着かない?あ、慣れない髪型してるから!いや待て髪より先に化粧、いや、え?とそんなこと職務放棄した頭でループしながら考えていると

[ドサ]

布の落ちた音する。


そこには、、、

「女神・・・!?」

瞳孔が開いた桁桁がいた。

、、、いや今落としたメイド服とか巫女服とか着ないからな?


「つかまえたわ!」

桁桁に気づかない陽陽が俺を抱きしめ捕まえる。


お、おい。桁桁の瞳孔さらに開いたぞ?

「ツンデレ百合俺っ子、だと・・・!?・・・神は俺を見捨てていなかった、いや、女神が降誕なされた!」

走り寄ってくる桁桁。

桁桁に気づいてフリーズする陽陽。

その間でどうしようもない、俺。

「ぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあああぁぁぁぁぁ」


ヤバい。何で俺男2人に抱かれてんの?

ねぇ、なんで?


そこに雨雨さんが来て、

「?」

一瞬怪訝な顔をしたあと

「あぁ忘れていました。」

となにか手元で操作する。

『ギルド[フューメイカーズ]から加入申請が送られてきました。』

今そこ!?スルースキル高すぎない!?


「あぁ、女神、女神様ぁ~」

「ちょ、桁桁!離れなさいよ!」

「あぁぁぁぁぁぁぁ」

「悲鳴をあげるほどか?そんなにこのギルドが嫌なのか?そこまで嫌われちまうと逆に気になるんだが、どこがイヤなのか教えてくれねぇか?」

「期限はありませんが出来る限り早めに加入しておいてください。では。」

『Yes』『[フューメイカーズ]に参加しました』


なんなんだこのギルドは!?加入して良かったのか?早まったか?どうなんだ。どうなんだ俺ぇ!?

試しに自由にさせてみました。

自由になりすぎました。

カオスですね。

。゜(゜´Д`゜)゜。


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