会合
テストがーーーー(笑)
「ふむコレまでの利益とトントンですか。」
一通りダンジョンの整備を終えた俺に雨雨さんがぼそっと言った。
「え?」
『あ?』
「いえ、ですから此度の補修費とこれまでの利益がトントンだと言っているのです。ああ、ウチの給料は歩合制ですからね?」
当然のように言い放つ雨雨さん。
「・・・え?今回は本気でやるのでは・・・?」
「生産者の『本気』とは儲けも失わないコトを指すのですよ?」
「えええええええ!?じゃあ今回水降らしたり天井落としたりしたの全部ただ働き!?」
「はい。」
がくっと膝の力が抜けて崩れ落ちる。
『・・・あ、あのよぅ?てことはこいつの契約神である俺も・・・。』
「ただ働きです。」
ガクッと崩れ落ちるキノトグリス。
「第一貴方今回その女性としゃべって居ただけでしょう?」
『げぇ!?何故それを!?』
キノトグリスが大袈裟に驚く。
「この状況を見れば自ずと。それに[千里眼]スキルや[陰陽道]スキルの[式神]も有りますので。」
『もうちょい戦闘に集中しろよ!余所見せずに!』
「今月はただでさえイベントの為の準備で赤字気味なんですから。ちゃんと開店費用くらいはもうけて下さい。」
キノトグリス、スルー。どんまい。
「まぁほら。雨雨さん。勘弁してやって下さい。俺もあの水なしだとちょっとキツかったんですから。助かったぜ。ありがとな?」
「あ、いえ、あの程度。気にしないで下さい。」
見かねた杢杢が声を挟むも。
「ああ、では貴方も赤字の補填をなさいますか。そうしましょう。妖怪如きに手こずるウチの元弟子にはいい薬ですね。」
「ちょ!師匠!?じゃねぇや、雨雨さん!?」
杢杢さん、巻き添え。どんまい。アーメン。
キノトグリスにつれてこられた超阻壁さんが口を開く
「あのぅ?ウチのギルドが壊したんですし・・・。」
「いえいえ。ギルド単位で貸しを作るつもりは御座いませんよ?そもそも代金を支払っていただいた時点でお客様は神様です。壊そうが燃やそうが賠償はもとめません。」
『いや、俺も神様なんだが?』
「何か?」
『いえ、なんでもございません!すいませんっしたぁ!』
超阻壁さんも意味なし。
となると最後の頼みは桁桁さんだけど・・・。
「ふんふんふーん♪」
一人我関せずと鼻歌交じりにパンを焼いていた。
だめだこりゃ。
あーははは
たぶん今月給料ねぇなぁ。
ドコのブラック企業だよマジで・・・。
鬱陶しいですよねぇ(笑)!!




