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閑話休題

愚痴って大好きです。

そこには一人の女の子と狼がいた。

『とにかく今のギルドの雇用がひどくてよぅ・・・。扱いがもうひでぇんだよ・・・。』

「それは災難でしたねぇ。」

『この間もひでぇコトされてよ?詫びもなけりゃ容赦もないんだぜ?労働環境最低だしよぅ・・・。』

「あぁー。得てしてギルドってそういうところ有りますよねぇ。」

『俺を実験動物のように!道具のように扱うんだぜ!?』

「そう!あたしに人権はないの!?みたいなね!時有りますよね!」

『分かってくれるか嬢ちゃん!なんだかんだと役に立っているはずなのに不当な扱いを受けるこの気持ち!』

「あぁ、それわかります!私も『盾はそこにいて壁やってりゃイイにゃ』とか『いっつも戦ってにゃいんだから雑用でも文句言わずにやるにゃ』とか言われて、あ、この間なんか攻城用魔法で私ごと吹き飛ばしといて『どうせ死にゃしにゃいんだから別に問題にゃいにゃ?』って言わんれたんですよ!?」

『嬢ちゃん攻城用魔法食らって生き延びたのか・・・?てかいっつも同じ奴が言ってくるんだな。』

「・・・?はい2発ほど。よく分かりますね?同じ人だって。」

『いや・・・語尾がな。しかし・・・そいつぁ災難だったなぁ。』

「ホントですよ!HPは2割前後しか減らないっていっても痛いんですからね、アレ!」

『痛いで済むのか・・・。』

「オマケにいっつも配給が私の分だけやったらめったら少ないですし!」

『・・・嬢ちゃん。お主も可哀想よのぅ。』

「いえいえキノトグリス様こそ~。」

『・・・意外に嬢ちゃんノリ良いな。』

「え?いや、キノトグリスさんのフリがよかったんですよ!」

『お、おう。ありがとよ?しかしどうにかならんかねぇ・・・。』

「キノトグリスさんは[契約]で縛られちゃってるからどうしようもないですよね・・・。」

『いや、まぁウチにゃ陽陽ちゃんがいるからよ。耐えられるんだがな?嬢ちゃんが問題だよ。こんな面白くて優しい子がなぁ・・・。世の中上手くいかねぇもんだなぁ。』

「あ、いえ、あたしは全然。どうせただの壁なのは事実ですし。攻撃手段もほぼ無いんですから。そりゃ仕方ないですよ。」

『いや、でも助かってると思うぜ?ギルドに嬢ちゃんがいてよ。』

「え?えへへ。そうですかね?」

『そりゃそうだ。そうに決まってる。』

「えへえ。なんか照れますね。」

『おお、そうだ。おい!』

盾を盗んでいった蜘蛛を呼ぶ。

『返してやんな。』

そういうと素直に蜘蛛が盾を床におく。

『大事な商売道具奪って悪かったな。』

「あ、いや、いいんですよ!帰ってきましたし!命令だったんでしょう?キノトグリスさんは悪くありません!」

『・・・おう。嬢ちゃん。おめぇほんと良い子だなぁ』

「え?そうですかね?えへへ。ありがとうございます。へへ。」

『ほんと。ウチのギルドにも嬢ちゃんみたいなのがいてくれたらなぁ』

「いや、ウチのギルドにもキノトグリスさんみたいな人、人?がいてくれたらなぁ。」

『ああ、うん人でかまわねぇよ。世の中上手くいかねぇもんだなぁ。』

「ですねぇ。」

彼らの愚痴(傷の舐めあい)は止まらない・・・。

まだまだいきますよー

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