英雄神
題名は間違ってませんよ?
「・・・俺ぁ英雄なんぞじゃないんだけどな。」
「おや、この槍使いがどうなってもよろしいのですか?」
どうやらしなもんは麻痺したらしく雨雨の足下でピクピクしている
「あぁもう!しなもん待ってろよ!」
「・・・ぴ、ぴざニ、イワレテモ、ナァ・・・。」
「しつけぇよ!」
いつものネタをやりつつも雨雨から目を逸らさない。
「ふむ、やる気になっていただけたようですね。では、コレもお返しいたします。」
雨雨がしなもんを此方に蹴ってよこす。
「・・・じーさん。調子乗りすぎじゃね?」
「悪役というのは増長してやられる物でしょう?」
「やられてぇのか?ドMかよ。」
「ええ、出来るものなら、私があなたにやられるところを見てみたいですね?」
「ヤッテヤルヨー!!」
こうして再び戦いが始まった。
「[エンチャントレジスト]!」
[しゅうん]
ぺぱろにの放った矢がしなもんに吸い込まれる。
「イタイナ!モットテイネイニヤレヨー![へいすと]」
矢で直接体内にぶち込まれた[レジスト]は爆発的に魔法防御と状態異常耐性を上昇させる。
さらに[ヘイスト]で加速し、突進するしなもんは霞んで見えるほどだ。
だが
「一直線ですか。全く持って芸のない。[火球]。」
しかし[火球]ではなく両拳が電撃を纏う[雷拳]が発動する。
直線的な攻撃にはカウンターを合わせ易い。
「食らえ、[エレアロウ]!」
さらにぺぱろにがシナモンごと穿つように雷気の矢を放つ。
「クラエ!」
しなもんが破裂し中から水をまき散らす水球と化す。
そこに[エレアロウ][雷拳]と順に命中し、
[バチィ!!]
視界が真っ白に染め上げられる。
それでもなお
「ほう、流石は[武者というところですか。水属性の分身体を作り出す[水遁]の[分身の術]ですか・・・。聞いたことはありましたがはじめて見せていただきました。」
雨雨は平然としていた。
HPも1割も減っていない。
「おいおい・・・。ちゃんと倍返しにしたはずだぜ?何でぴんぴんしてんだよ・・・?
「今のは少し楽しめましたね。毛ほどですが。」
挑発している、そうぺぱろにが感じた時、
「ナメルナ![あくあすぴあ]!」
幻術で隠れていたしなもんが雨雨の後ろに姿を現し突きを放つ。
そして胸から槍をつきだしながらなお、雨雨が口を開く。
「ああ、こうなる(・・・・)のですか」
「ア!?」
「下がれしなもん![エンチャントレジスト]!」
[ヒュン]
今度はブラフではなくしなもんの魔法防御をあげようとしなもん本体へと矢を放つぺぱろに。
しかし
「少し手遅れでございましょうか?」
[バチィ!?]
雷を纏った雨雨が爆散する。
「アウアウアウアウ」
再び槍を通じて感電し崩れ落ちるしなもん。
今度はhpバーも3割ほど減っている。
「そうですね。仏の顔も三度まで、というかもう飽きました。」
その声はぺぱろにの後ろから聞こえた。
「なにがはじめて見せていただきました、だ。最初から持ってただろうがよ?。」
一瞬驚いた顔をする雨雨。だがすぐにいつもの笑みを浮かべ問い返す。
「先ほど取得したのかもしれませんよ?」
「戦闘中にスキル取得してここまで使いこなせるもんかよ。第一その[分身の術]は[雷遁]スキルレベル3で取得する呪文だぞ。」
「水遁ははじめて見たのですよ。」
「チッ。タヌキジジイが」
「ええ、顔も見たくないでしょうからこのまま上に送り返して差し上げ・・・ああ、貴方は・・・。なるほど。ではこうして差し上げましょう、[天神の呪怨]。」
紫の雷気が一瞬空中には走り、
世界が真っ白に染め上げられた。
回収しわすれてる伏線有りませんよね・・・?




