猫狩り、いや蜘蛛取り?
正直ネトゲについて詳しくないんです
じゃあ書くなって話なんですが。
まぁおおめにみてやって下さい?
お互いはお互いのことを知っていた。
そしてお互いの武器に対する拘りを嫌っていた。
故にお互い。
負けられなかった。
[バーサク]を使用した杢杢は装備を交換した。
シモノフPTRS
激しい反動の代わりに最高の射程と威力を誇る銃。
いわゆるアンチマテリアルライフル。対戦車用狙撃銃である。
それを
「よ、と」
[ズガァン!]
片手で撃つ。
流石に弾丸は弾詰まりやリロードの都合上魔法を利用した魔力弾だ。属性はない純粋なるMPのみで作られた無属性弾。コレをライフル内で生成しているのである。
更に
「ふ、ん」
[ズガガガガガガ!]
ブローニングM2
ヘヴィマシンガン。いわゆる重機関銃。
威力、連射弾数、連射速度全てにおいてトップクラスのこの銃も[バーサク]状態ならば片手で撃てる。
こちらも無属性弾で、だ。
コレにより634をMPがつきるまで掃射したのだが・・・。
[ドゴン][ドゴン]
ひく、と杢杢の顔がひきつる。
「おいおい、コレを無視かよ・・・。」
そこにはHPを2割ほど減らしながらも変わらず地面を叩いている634がいた。
「にゃはは!クラス[猫将軍]はにゃ?[ワーキャット]の[魔王]系上位職でにゃ?[将軍]とつくだけあって手下の能力がいくつか使えるのにゃ!」
[ドゴン][ドゴン]
あぁ?[魔王]・・・?あいつもそうなのかねぇ?
「今は超阻壁の能力を借りてるにゃ!物理も魔法もきかにゃいにゃ!」
[ドゴン][ドゴン]
ふん。詰まらん理屈だなぁおい。
「だったら防御力の関係ないクリティカルなら死ぬんだな?」
装備をストレージに仕舞い[バーサク]を解除しイソメを取り出し斬りかかる。
それを大きくバックステップして逃げる634。
「武者が逃げてもいいのか?得意の戦い方で負けんのが怖いのか?」
[ドゴン][ドゴン]
634がニヤリと笑う。
「[猫将軍]にはこんな戦い方もあるにゃ?にゃめてもらっちゃ困るにゃ!」
[ドゴォン]
一際大きな音がした。
オールは動いていないのに。
と、床が揺れ。
燃え盛る何かが床を突き破って飛び出てきた。
2メートルごえの体躯。4足歩行で尾は2つ。ピンと立った尖った耳に大きな目。
肉食獣に共通する強靱な後ろ脚に尖った爪、鋭い牙。
燃え上がる体は毛を逆立てて威嚇しているようだ。
「燃ゆる霊描。[妖怪]、[猫又]の上位存在。[火車]にゃ。」
おうおう。俺が追いつめられてねぇかコレ?
私ネコスキー




