契約
題名はこんなですが
『グラゥ!ガウガゥ!』
「いい加減にしなさい」
吠えるキノトグリスの眼球を、まだ吹き飛ばされて気絶している杢杢さんのククリ・イソメで貫こうとする雨雨さん。
『わぁちょっ!タンマ!パス!ちょっと待て待て待てぃ!』
さすがに焦ったのか人語を話す狼。だが、
「では、言うことを聞いていただきます。」
ピタリとキノトグリスの眼球に刃先を定めながら杢杢が言う。
『お、俺は神だぞ!?そんなこと言っていて良いのか!?』
と、仮装ウィンドウでなにか検索していた杢杢さんが何かを見つける。
「ほぅ元ネタはクトルゥフ神話ですか。それも原本ではなく後々付け足された方の。所詮人間の創作物レベルですか。それも神とも魔物ともつかぬような?それが神?オマケに名前を借りてる分際で?」
言いながらイソメをゆっくり近づける。
『はぁい!すいません!ちょーしのりましったぁ!聞く!言うこと聞くからよ!許してくれ!』
[ザグリ]
えぇ!?刺すの!?
『おぉぉぉいぃぃぃ!』
「どうせ痛覚なんかないでしょう。言うことを聞けば直してさしあげます。」
『いや!ねぇけど!おめぇ!?え?・・・修理してくれるのかい?』
「言うことを聞けばですよ?」
『う・・・。ま、まぁ良いけどよ?契約はしてくれよ?』
「もちろんです。」
にっこりとほほえむ雨雨さん。うわぁ、悪魔のほほえみってこういうのなのか。
「では。アナタは彼で申請したんですね?」
『ん?なんでおめぇそんな事知って「[供物]は毎月500円で良いですね?」んな!?お小遣いじゃねぇか!?そんなのってねぇわ!?』
うん?彼って言ったけど、俺?やっぱ男ってバレてんの?
てか契約ねぇ?神様(運営)と?日当500円で?
「流石にいやですか。ではサービスでもう片目の方も後で直して差し上げますよ。」
[ザグリ]
雨雨さん恐ろしい子。
『こぉぉぉらぁぁぁ!』
「どうせ申請が受理された時点でアナタは他の人間と契約できないでしょう?」
『だから何でおまえそんなくわし「その不死身の体あと1日も保ちませんよ?あなたではせいぜい中ボス程度が限界でしょう。ここで契約を逃すとひたすら経験値の為に狩られ続ける運命ですよ?」・・・わかった!500で良い!それでいいよ!』
もはやコレは脅しでは無かろうか。
神を恐喝。
いやこの神様権能とかなさそーだし別に良いんだが。
・・・あれ?それでいいのか?
「では契約してください。」
『・・・わかったよ。』
いいらしい。
いや、本当に良いのだろうか?
「あの、もう少し上げてもいいのでは?」
「いえいえ、500円は最低賃金ですよ。働きに応じて給料は別にお支払いします。」
『マジで!?』
給料に喜ぶ神様ねぇ・・・。
微妙な気持ちでいると耳打ちしてくる雨雨さん。
「・・・[契約]は絶対です。[供物]のせいで借金まみれになったり身売りさせられた者も知っております。今の内に有利な条件で契約してください。こんなのでも彼らの権能は強力ですから。・・・」
身売り・・・。
なまじっか女っぽい体してるだけに、よけいに恐ろしいな・・・。
「契約しましょう!」
うん。神のことより俺のこと。
身売りはイヤだもんね♪
『んあ?お、おう?』
こうして俺は神様と契約を『[死霊の加護]が[死霊神の加護]に進化しました。』交わしぃぃぇえぇぇぇ!?
別に契約シーンがあるわけではないという(笑)
相変わらず副題つけるの下手ですね(笑)




