お世話になります
すすまない。もっと進むかと思ったんですが。全然話が進まない。
近くの喫茶に行き陽陽に教えて貰ったことをまとめるとこうなった
曰わく
・この世界ではステータス固定で初期ステータスは職業によって決定されるがシャーマンはMP以外が死んでいる。
・当初選べる4つの国の内2人のいるスザクノ邦は筋力値重視の国でそもそも魔術師が少ない。
・相性のいいフリースキルがほとんどまだ見つかっていない。
らしい
つまり厳密には死に職と言うよりは所属との相性が悪いと言うのが主な理由らしい。
ちなみにフリースキルとはSPを消費して自由に取得できるスキルらしいが、所属と一緒にかなり適当に取得済みだったりする。
「ちょっとステみせてみなさい?」
言われるままにステータスウィンドウを表示する。
所属:スザクノ邦
職業:シャーマン
所持スキル
降霊術 lv1 死霊の加護 lv1 黒魔法 lv1
フリースキル
土魔法 lv1 火魔法 lv1 観察眼 lv1 錬金術 lv1 木工細工 lv1 石細工lv1
残存sp2
「理由を聞いてもいいかしら?」
「いやすいませんかっこ良さそうなのと後は関係ありそうなの?」
「あ、責めてないの。逆に当たってるのよ。見たことないスキルがあるから相性の良いフリースキルは持ってるみたいなんだけどどれかわかんなくて。どう関係があるの?」
「え?土魔法は土葬。火魔法は火葬。木工は棺。石細工は墓石。とかまぁいろいろと死人と関係有る奴を」
まぁ生産職に惹かれたってのもあるんだが黙っとこう。戦闘もしたいし。
「なるほど。変に身体強化してない分アタリを引いたのね。」
しばし考え込む陽陽。
「ねぇ、ウチのギルドに入ってみない?」
「断る!」
「オカマギルドじゃない方よ?生産ギルドの[ヒューメイカーズ]」
「む?うーん生産?死に職は戦うなって?」
オーダーメイドとかしてみたいんだけど戦闘の方がしたいんだよな
「ふふ!とか言いつつ興味はあるんでしょ?」
うわ読まれてる。
「それにね戦うわよあの人たち」
なんと!闘う鍛冶屋さん!
「まぁ背に腹はかえれんしな。どこにあるんだ?」
「素直じゃないわねぇ」
そして数分後。
ギルド[ヒューメイカーズ]のギルドホームに到着した。
「でけぇ・・・・!」
「そりゃバビロンで2番目に有名なギルドだもの」
「・・・そんなスゴいギルドなのに死に職の俺で大丈夫なのか??」
「100パーいけるわ?感謝してね♪」
一瞬陽陽が天女に見えた。
そう、俺は忘れていたのだ。コイツを頼っちゃだめだと。