上位職:魔王 1
順調にpvは伸びております。
しかしながら俺の文章力は全く伸びません。
非常に心苦しい話です。
Orz
「まぁ杢杢にも言いたいことは多々あります、が、それよりも考えるべき内容がいくつかあります。」
杢杢さんへのダメ出しが溢れ出た後、雨雨さんが声を出しこちらを見る。
「まず、魔物の進化。あれは異常です。何をされたのですか?」
そうあれには俺も驚いた。
「えっと、同系列のダンジョン作成ゲームのシステムがそのまんま使われてて、原作では食物連鎖によってモンスターを繁殖、強化できたのでこっちでもやってみたんですよ。ただ配置する場所か種類を間違えたようで連鎖どころか食い合いが始まっちゃって、でも不思議とモンスターの強化は早かったんで、数より質という感じでそのまま放置を。そのうち各モンスターからリーダー的個体も出てくるかなと。」
「・・・モンスターの名前についたコドクという単語には心当たりはありませんか?」
コドク・・・孤独・・・こどく・・・あ!
「あーっと、たしか虫系モンスターの進化の過程にそんなのがいました!たしか蠱毒だったかな?」
字を地面に書く。
「たしかどの虫系モンスターも喰われすぎると一律で蠱毒になってたような進化の失敗種族でしたけど、システムをこのゲームに入れる際アップデートしたんですかね?」
「普通はそんな簡単に他のゲームと結びつけたりできないと思いますが・・・。まぁいいです。では次ですが、コレですね。」
足元に転がっているククリを指さす。
「やっぱ俺の元のククリと違いますよね?」
そう、どう考えても元の装備とはものが変わっている。
黒かった刀身は薄紫に輝き赤い筋が2筋、波打っているし、
刃渡りも一回り大きくなっていて、どう見ても強化されている。
[観察眼]をつかってみると
[都知久母・八十女]
うわ読めねぇ・・・。
「オイこのスキルは・・・やばいっすよねコレ?」
杢杢さんが雨雨さんになんか言っている。
「すいません。観察眼のレベル低くてわかんないんですけど。どんなスキルが?」
「ああ、こんな感じだ」
杢杢さんの見せてくれるデータ曰く
都知久母・八十女
切れ味5
威力5
耐久値2000
対プレイヤー時ステ上昇
猛毒
ディレイ
こんな感じだった
切れ味、威力は1ずつあがった程度らしい。
まぁふつう両方を同時に上げるなんてことはまず起きないそうだが、まだあり得るということだ。
しかし耐久値に至ってはたしか陽陽のCCが耐久1200。
ぶっちゃけ2000もあればまず壊れることはないだろうとのこと。
そして何よりまずいのはスキルらしい。
対プレイヤースキル。
PKにとっては垂涎物だ。
対人の公式イベントでも重宝されるだろう。
おそらく公式大会の優勝景品とおなじぐらいの性能だと思われるらしい。
なんでそんなもんできた!?
「・・・俺一個思いついたんだけど。ちょっと行ってくるわ。雨雨?剣一本貸してくれ。」
テンパってるの?
桁桁さんがチャラくないぞ・・・?




