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ダンジョン探索!杢杢の場合 3

なんとか続きがかけました

一本道の向こうから紫色の狼、スポイルウルフがまっすぐ突っ込んでくる。

[グラゥ!]

噛みつこうと防具の空いている首もとめがけて顎を開いて飛びかかってくる。

一歩右足を引き体を前傾させて避け、狼が頭上を通り過ぎる寸前に体を回転させ遠心力を乗せたククリで狼を真っ二つに両断する。

斬り抜いたその勢いのまま進む。


おかしいぞ。

おかしいな。

階段がない。


マッピングは逐一行っている。

行ったことのない道は順番に潰していった。

だが、

「マップが完成しちまってるのに、出口がねぇぞ?」

そう、もうマップは完成したのだ。

別れ道もちゃんと戻って反対の道もチェックしている。

とすると


「・・・隠し扉か?」

ガスボンベがなけりゃ100%もうくたばってんな。

毒の中で隠し扉を探せとはな。こりゃもうエグいとかそういうレベルじゃねぇ。

オマケにどういう理屈か毒ガスが全く薄くならん。

コレもなんか仕組みがあるのかね。あるんだろうなぁ。


などと考えつつ[観察眼]スキルで色々と探る。

お、あったあった。

この壁の中央だな。

[カツン]

ククリで壁を突き刺す。


[シュカッ]

「うがぁ!?」


目の前の壁を突き破って石の腕が俺をブン殴りに来る。


「ホントに安心もへったくれもねぇなおい!?」

が、のけぞって何とか避け、距離をとりながら叫ぶ。


隠し扉の奥に行き止まりをつくんな!

そしてゴーレムを隠すな!


だが、まぁゴーレムは動きが遅い。

落ち着いて装備を[ククリ]から[ショットガン]に換装する。


[ドン][ズガガガ][ガシュン]

[ドン][ズガガカン!][ガシュン]

[ドン][カン!カカカン!カン!カカン!]

一発目で生じた土煙がはれる前に速攻で空薬莢を排出し計3連発打ち込む。


・・・最後の方イヤな音しなかったか?

土煙がはれるとそこには


所々に土をへばりつかせた鈍色のゴーレムがいた。

即座に回れ右をしてダッシュをかける。


メタルゴーレムとか!

そんなモンを一階に置くな!

そしてストーンゴーレムに偽装するな!

普通5階層の中ボスとかだろうがよ!?


メタルゴーレムは2.5メートルほどの鉄製の人形だ。

体は鈍色で全身を薄緑色の光る線が覆い、幾何学的な模様を描いている。そして何より恐ろしいのは、


[ガチャン]


走りながら音のした後ろを伺うと、


完全な球体が転がってきていた。


変形すんじゃねぇよ!

お前物理ほぼ無効レベルの防御力のクセに変形したら移動速度も十分ってチートくせぇんだよ!

こっちは物理特化でフル装備固めてんだよ!


走りながら右を見ると再び[観察眼]に反応がある。

これ以上悪いことにはならねぇよな・・・?

なってもおかしくねぇよな・・・。

ええい、ままよ!

[カツン]


足場が泥沼化する。

桁桁にやられたことの意趣返しかよ。

いやまぁ俺の靴は[悪路無効]スキルあっから関係ないんだがな。


毒にメタルゴーレムに泥沼化とはな・・・。

お、またか、[カツン][バチィン]

「ってぇ!」

武器を通して通電しやがった。

識別タグのラック上昇なかったら麻痺ってたのかね。

お、またみっけ。

毒皿だな。

[カツン]

お?何も起きない?

[ズズン]

なわけねぇよな!


前方の天井隔壁が降りてきている。


「待てぇぇぇ!」

スライディングで隔壁を何とかとおりぬける。


[ズ、ズン]

後ろを見ると隔壁が落ちきっていた。

おう?逆にラッキーって奴か?と、足を止める。

災い転じたか?


[ズガァン]


突き破りやがったぁ!

そうだよな!

そんな自爆トラップ仕掛けねぇよな!

こうなったらアレ使うか。

いざとなりゃ削リ合いするとしてよ。

・・・これ高ぇんだよなぁ。


ストレージからアイテムを出し、ゴーレムを待ち受ける。

そしていよいよあと3メートルというところで


「うぉら!」


手にした爆弾を2,5メートルほどのところに投げつけた。

そしてそれをゴーレムが踏む。

[パァン]

爆発の衝撃で50センチほどゴーレムが宙に浮く。

その下をスライディングする杢杢。


今日スライディングばっかだなぁおい!

正直杢杢さんのほうが主人公向いてね?

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