表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/67

ダンジョン探索!杢杢の場合 2

忙しくて吐きそうです。

気を引き締めねぇとな。

そう思い、分かれ道のところまで戻る。


次は左の道だな。

コレまで天井、壁に罠があった。

そしたら次は


「っ床か!」

[ガコン]


床の感触に違和感を覚え跳びすさると落とし穴があく。

うげぇ、今下に竹槍の槍衾見えたんだがよ・・・。


次はどうくる?

慎重に進むとするか。


その後もいくつかの罠をくぐり抜け、大半に引っかかりながら進むと、奥に下へと降りる階段が見え、手前に扉があった。


一応扉をチェックしてみるか。


中にはいると、また、宝箱。

[観察眼]で見てみると

今度は宝箱自体に罠が仕掛けられていた。

看破できたのは有り難てぇ。

が、


「やけに素直な罠なんだよなぁ・・・。」

ここまでくるとむしろ不安になってくる。


とりあえず罠を解除しようと部屋に入ると、

[がちゃん]

ドアに鍵がかかる音がした

「ほらな!やっぱりな!」

やけくそになって叫んでみたが鍵がかかったドアはびくともしない。

[ブワァ]

オマケに毒ガスが部屋の中に溢れる。

「ああ、そういう罠だったのかよ・・・。」


罠を看破できた喜びで気がゆるみ、罠解除のためにドアから手をはなす、と。

そう思いながらストレージからガスボンベを取り出す。

頭につけていた防止装備を外し、ガスボンベを装備する。


杢杢は銃器や兵器の好きないわゆるミリオタであった。

故に銃の台座等のため[木工]を取っていたのが買われ、現在に至るのである。

このガスボンベもそんな彼の趣味に準じた装備品だった。

余談になるが彼の本来の武器は手斧ではない。

それはさておき、


[がちゃん、ぎぃぃ]

ドアが開き毒ガスがフロアに溢れだす。

うわぁ、コレでワンフロア全部毒ガスで埋める気かよ。

エグいなぁオイ。


「まさかこの装備が役に立つ日が来るとはなぁ。」

毒ガスに中でのみ効果を発動できるこの装備は毒ガス内での視力向上・身体能力の上昇など、効果は高いのだが使用範囲が限られていて使うときはなかったのだ。


嬉しい反面、恐ろしいもんだな。

さてさて、いい加減本気出して進むとするか。


対打撃・貫通性能を上げた黒い防弾ジャケット。

対斬撃性能を上げたの迷彩柄妨刃コート。

気絶無効の迷彩柄ヘルメット。

毒ガス無効のガスマスク。

迷彩効果のある迷彩柄のズボン。

地形による障害無効の安全靴。

幸運値上昇効果の識別タグ。

補助装備としてカランピットという5センチほどの握り込めるタイプのナイフを数本身体の何ヶ所かに隠し、12発撃てるスライド式の拳銃を腰のホルスターにしまう。

そして彼の近接戦闘時の本来の武器である、グルカナイフを背中に差す。

グルカ族という部族が使うククリとも呼ばれる長く幅広のナイフで攻撃力は申し分ない。


「やれやれ、コレで負けたらシャレになんねぇなぁオイ?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ