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異世界で 友達たくさん できました  ~気づいた時には 人脈チート~  作者: やとり
第六章 初めての 異世界旅行は エルフ村

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第90話 あの特徴的なエルフは

 食事も済み、アキナも帰っちゃったということで、午後の作業をすることにした。


 ソフィアからは、午後は漫画の解説をして欲しいと頼まれたので、午後はその作業だな。


 それでメイの方はというと、……私も漫画を読みたくなった、と言って、リューナと並んで読書をすることにしたらしい。


 ちなみに、ソフィアから提示される漫画は、メイドやドラゴンに関する物が多かった。

 今日はリューナが来たってことで、関心がそっちに行ったんだろうけど、できれば別の日にしてほしかったかな。

 ……聞き耳を立てているリューナに悪い影響がないか心配だ。


 それと、残念だけどソフィア。

 ロボットのメイドは、まだ実用化はされていないんだ。

 ……本当に残念だけど。


 ん? リューナ、どうした?

 ……俺が、ドラゴン形態のリューナに乗って移動するのはどうか、って?


 確かにドラゴンライダーとかドラグーンって響きはかっこいいけど、移動は転移の方が早いんだよな。

 ……それと、上空は寒いし、風圧もすごそうで、ちょっと俺が耐えきれないと思う。


 え? それなら、それを対策する魔法を開発します、って?

 ……それなら、ちょっと乗ってみたいかも。


 そんなことがありつつも、今日の作業を進めていった。



 そして次の日。

 その日は買い物やら旅行の準備やらを済ませていたら、一日が終わりかけていた。


 流石は異世界。

 旅行に使えそうで便利な魔道具が色々とあって、見て回るだけでもかなりの時間が経ってしまった。


 ……リューナがいれば、ほとんどの準備は必要ないのでは? とか思ってはいけない。

 こういうのは形が大事なんだ、うん。


 家に帰り、今日はアキナから連絡はなかったな、なんて思っていると、リーンという音が鳴った。


 まさかな、と思いつつも確認してみると、アキナからだった。


 内容としては、明後日なら主要なメンバーが集まれそうなので、ハクトさえ大丈夫ならその日に集まりたい、とのこと。

 話し合う場所としては、クレアから場所を提供するとの提案があり、王城にある会議室を使用させてもらえるみたいだ。

 そして、当日は集合時間までに王城に来て欲しい、とのことだった。


 ……流石に明日集合ではなかったけど、こんな短時間でよく準備できたな。

 もしかしたら、普段から似たようなことをやっているのかな?



 というわけでアキナの連絡から二日後、王城に行く日になった。


 今日は教会前に集合して、ソフィアやモニカと一緒に行くことにした。

 それと、もちろんリューナもな。


 初対面のモニカとリューナで軽く自己紹介をし合った後、王城へ行くことにした。

 

 途中でモニカが、”ドラゴンメイド"? なんて疑問に思っていたけど、すまんが説明は後でさせてほしい。

 ……可能であれば、説明は一回で済ませたいからな。


 わざわざ集合してから行く理由は、俺が持っているエンブレムを見せるとVIP待遇になっちゃうからだ。

 あれはちょっと慣れない。


 なんて考えていたが、受付の人に顔を覚えられていたようで、対応が凄く丁寧になった。

 ……考えてみれば、偉い人の顔を覚えるのも重要な仕事っぽそうだもんな。


 それに、利用者とかを考えると、俺みたいな普通の人の方が印象に残りそうかもな。



 俺が丁寧な対応をされる度、リューナがどことなく誇らしげな雰囲気を(かも)し出すといった場面もあったが、無事王城へと到着した。


 というか、ここは王城だし、クレアも参加するってことは、メアリさんもいっしょだよな?


 ……リューナにメアリさんを合わせて大丈夫なのだろうか?

 少し心配になって来た。


 そんなことを考えていると、俺たちを案内するためにメイドさんが現れた。

 そして、そのメイドさんに対して、どこか観察するような目線を送るリューナ。


 それを見た俺はますます心配になりつつも、本日の会場へと到着した。



 部屋の中に入ると、すでに何人かいるようだ。


 すぐに見つけたのは、ちょっと離れたところで従者に指示を出しているクレア。

 それと、すぐそばにいるメアリさん。


 後は、エルフの少女と、ちょっとおろおろしているユズだな。


 ……って、エルフの少女?


 今日は、俺の知っている人が集まるって聞いていたけど、彼女のことは一度も見たことがない。


 俺たちを見つけて、救われたような表情になったユズにでも聞いてみるか。


「おはようユズ」


「やっとハクトが来たー! おはよー! 本当はおじいちゃんと来る予定だったのに、やっぱり店番をする、とか言い出したし、アキナはベイラを迎えに行く、とか言ってまたどっか行っちゃうし、知らないエルフの少女はいるしで、心細かったよー! 王女様は、一度会ったけれど、やっぱりどうしても緊張するし」


 ……知り合いが全然いない状況で偉い人がいるって状況、確かに不安になるな。

 それと、ユズも彼女を知らないようだ。


 ……うーん。

 とりあえず話しかけてみようかな?


 王城の中にいるってことは、少なくとも、ある程度信頼できる人物ってことだろうし。


 祖父であるガレムについて、絶対に王城に行きたくないからだよ! なんて言っているユズをなだめつつ、彼女に話しかけてみた。


「初めまして。えっと、今日はどうしてここに?」


「頼まれた」


 ……え、それだけ?


 うーむ。

 会話をしたくないのだろうか。


 せめて、誰に頼まれたかだけでも聞きたいんだけど、聞いても大丈夫かな? ちょっと忙しそうにしているけど、クレアに聞いてみるか? なんて思っていると、ベイラを連れてアキナが来たようだ。


 ……ユズじゃないけど、助かったって感じだな。


 流石にアキナは知っているだろうと思い、アキナの近くに移動しかけたら、


「あれ? ディニエルじゃんか! どうしたんだ?」


 なんて、ベイラが彼女に話しかけていた。

 ……ベイラは彼女を知っているみたいだな。


 それに対し、ディニエルと呼ばれた少女は


「頼まれた」


 と、俺と同じようにベイラに対しても解答していた。


 その後も、


「いやいや。いつも言ってるけど、せめて誰に頼まれたかを言えって伝えてるじゃんか」


「そうだった。父から」


「まあ、そうだよな。でも、よくここまで来れたな」


「これ、見せた」


「ん? あー、それでか」


 なんて会話をしていた。

 ……中の良さそうなベイラでもこんな感じだし、いつもこの淡々(たんたん)とした喋り方っぽいな。

 

 ん?

 というか、父っていうと、もしかしなくてもイズレか!?


 彼女の容姿は、エルフという種族に違わぬ美少女で、髪色はイズレと同じ金髪だった。

 眼鏡はしていないし、髪型は長髪だけど、どことなくイズレに似ている気もするな。


 俺の知り合いでエルフといえばイズレ以外にいないし、おそらくそうだろう。

 ……というか、イズレって結婚していたんだな。


「おはよう、ハクト。あそこにいるエルフの少女も一緒に連れてこようと思ったんだけど、イズレに借りた奴で先に来ちゃってたみたいね。……彼女、いつもマイペースだから、もしやとは思ったけど」


 二人の会話を聞いていたら、いつの間にかアキナが近くに来ていたようだ。


「あ、おはようアキナ。……そのエルフの少女って、イズレの娘さん、でいいのか?」


「そうよ。本当はイズレが来る予定だったんだけど、魔界に行った時に色々と刺激を受けたみたいで、作業に集中しちゃったのよね……。それで、代理として彼の娘が来たってわけ」


 ……理由が、なんともイズレらしいな。


 そして、アキナは周りを見渡し、


「うん。今日のメンバーはこれで全員揃ったわね。あ、ヴェイグルはベイラが代理も兼ねているわ」


 と言っていた。


 ……ベイラの親父さんであるヴェイグルは、流石に来れなかったか。

 魔道具の武器に集中しすぎて、仕事がかなり溜まっていたみたいだからな。

実際に、ドラグーン、和訳すると竜騎兵と呼ばれる騎兵は存在していたようです。


とはいえ、もちろんドラゴンがいた、というわけではなく、銃火器で武装した騎兵のことをそう呼んでいたみたいですね。


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