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異世界で 友達たくさん できました  ~気づいた時には 人脈チート~  作者: やとり
第五章 切望を 叶えた者と 挑む者

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閑話 バレンタイン特別編

別サイトにてキャンペーンに参加するため、バレンタインの日に掲載していたお話です

「ハクトさん。異世界にはバレンタインデーという文化があるそうですが、何故チョコレートを贈るのでしょうか?」


 それは、いつものようにソフィアの手伝いをしていた時の事だった。

 

「確か、チョコレートを作っている会社がその日はチョコレートを贈ろう、みたいな宣伝をしたから、だったかな? 所説あるみたいだけどな」


「そうなのですね。……こちらの漫画では、買ってきたチョコレートを一度溶かし、型にはめて再び固めていますが、味は劣化しないのでしょうか?」


「え?」


 ……言われてみれば確かに。

 溶かして再度固めるってだけだと、そうなりそうな気がして来た。


「……味はどうなるかわからないけど、ほら、愛情とか心がこめられているからさ。心のこもった食べ物って、なんとなく食べると心がホッとしたりするし」


「そうなのですね。……ですが、このチョコレートは義理チョコだと言って渡していますね。もしかして彼女はチョコレート作りに自信があるのでしょうか?」


 そうしてそうなった。


 とりあえず、この漫画の流れ的に彼女は照れ隠しで言っていること、貰う側も味よりもこの日にチョコレートを貰うということが嬉しい、なんて説明をした。


「そうですか。私はいつチョコレートを貰っても嬉しいですね」


 ……あれ? 遠回しにチョコレートを催促されてる?

 いや、いつものソフィアってだけだろうな。


 なんて思っていると、


「……私も、チョコレートを貰えると、嬉しい」


 と、いつも通りよく来ているメイが話しかけてきた。


 それを聞いたソフィアは


「なるほど。……でしたら、本日はチョコレートを使ったデザートを作りましょうか」


「……大賛成」


 ……貰えると嬉しい、じゃなくて、食べたいってだけだな。


 まあ、二人らしいけど。


 というわけで、今日のデザートにガトーショコラを作った。

 参考にしたレシピがよかったのか、生チョコみたいに濃厚で、すごくおいしかった。


 それにしても、今日は大量にガトーショコラを作ったな。

 二人は、それだけチョコレードが食べたかったのだろうか?


 なんて思っていると、


「では、皆さんに配りに行きましょうか」


「……モニカにも、食べてもらう」


 と、ガトーショコラを小分けにした。


 ああ、そうか。

 自分が貰って嬉しいから、皆にもその嬉しさをおすそ分けしよう、ってことなのか。


 教会の皆はもちろん喜んでくれて、モニカも


「え!? 今日は何かの記念日ですか!?」


 なんて嬉しそうに(?)していた。


 ……この時俺は忘れていた。

 ホワイトデーというものが存在することを。


(たぶん続かない)

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