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くつをはいたら

作者: 小畠愛子

 パパに、新しいくつを買ってもらった。カッコいい銃を持った、スーパーラビットの絵が描かれてる。すごく軽くて、羽みたいだ。


 新しいくつをはいてみた。ちょっとゆるいかな。くつひもをしっかりむすびなおすと、お、いい感じだ。もう片方も、くつひもを固くむすぶ。いてて、ちょっとやりすぎた。でもいいや、速く走れそうだし。


 その場で足ぶみする。タン、タンタタン。もうちょいハデな音を出したい。よし、今度はもっと足を上げるぞ!


 ダンッダダダン!


 いい感じだ。さあ、どこまで行こうか? 近所の駄菓子屋さんまで? 海岸にも行けそうだ。……ううん、やっぱりママのところがいい。パパは、ママが遠いところへ行っちゃったっていってたから、ぼくが探すんだ。このくつがあれば、どんなに歩いてもへっちゃらだよ。

 走ったって大丈夫。いくらでも走れるから、ママ、待っててね。ぼく、ママのところへむかえに行くから!

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― 新着の感想 ―
きっと、どこまででも行けるのですね!
2024/12/14 17:39 退会済み
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>パパは、ママが遠いところへ行っちゃったっていってたから、ぼくが探すんだ。 そっかぁ……うん!きっと会えるさ! と、言ってあげたくなるようです。 可愛らしくもあり、どこか切なさを感じる素敵なお話です…
子供らしい、疾走感が良かったです。 私は初めて紐靴を買ってもらったときは、親に結んでもらったので、いきなり結べるこの子は器用なんだろうな、と思いました。 あとは途中から子供っぽい口調ではなくなって…
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